映画「イングロリアス・バスターズ」(2009)
監督:クエンティン・タランティーノ
★★★★+
どれだけ銃を撃ちまくろうが、どれだけ斬りまくろうが、タランティーノ映画の真髄は「会話劇」であると信じている。この作品も冒頭の尋問シーンでいきなり引き込まれてしまう。
一応ブラピ主演ということになってはいるが、SS大佐のおかげで影薄し。脚本や演出のおかげもあるけれど、あの主役を食うほどの演技力は、あちこちで助演男優賞もらって当然かも。パルプフィクションほど劇的な展開やあざとい演出はないものの、そのぶん丁寧に練り上げられた脚本や編集は、何か次のステップに足をかけたようですらある。
史実とは違う反ナチという素材は、いかにもタランティーノらしいアイロニーに溢れているが、相変わらず随所にブラックな笑いもちりばめられており、ニヤリとさせられる。最後のブラピのシーンは「スナッチ」のラストを思わせるような痛快さで、一気に色んなモノをさらっていかれた感じが気持ちいい。傑作ですな。
《鑑賞メーターより》
Android携帯からの投稿
