(19530)PTSD患者の認知機能の歪み | 精神科医ブログ、長崎広島原爆・福島原発・コロナ・第二次大戦・北朝鮮ロシア核・児童虐待・DV・レイプ複雑性PTSDの薬物療法

(19530)PTSD患者の認知機能の歪み

拒食と選択性失語症の患者が保護室に入っていて「ご飯が食べれていて、ここから出たいと言えれば出すから」と言ったら「ご飯が食べれないと出さないと言われた」と看護婦に泣きついた(今日もう出した)。
「もう通院しない」と言うので(薬の処方はなし)「通院しないと生保を切られるよ。病院替わりたいなら紹介状は書くから自分で探しなさい」と言うと警察に電話して「病院に来るなと言われた」と迷惑かけている。
施設から解離性遁走して入院してる患者(前に入院した病院で自殺未遂もしている)が「自分のことを精神障害と決めつけるな」と言うので「親類が受け入れるならいつ退院してもいいから、自分で病気ではないと証明して」。
福祉職員との面接では「自立して就労する」としきりに繰り返す(就労は無理だとわかっているが言ったことはない、親類の援助でいつでも好きにやってくださいと話している)。
一見まともでも「トラウマによる認知機能の歪み」で「トンチンカンな人たち(PTSD患者)」。「新型うつ病」も「ずれている」PTSDの人たちである。まず「言葉」と「状況設定」で「認知の歪み」を矯正しなければ薬は効かない(薬も混沌とした病態を丸投げされたら困るよね、人には人の薬には薬の役割がある)。