(16434)「ラポール」形成でPTSD治療ノートに「Sを殺す」と患者が書く | 精神科医ブログ、長崎広島原爆・福島原発・コロナ・第二次大戦・北朝鮮ロシア核・児童虐待・DV・レイプ複雑性PTSDの薬物療法

(16434)「ラポール」形成でPTSD治療ノートに「Sを殺す」と患者が書く

福島原発放射能恐怖が広がるほどPTSDが消えてうつ病=誤診が復活しつつあるようである。それにつれて解離火災焼死、解離刺殺事件、解離飛び込み自殺、解離交通事故が頻発しつつある。
アメリカ軍はイラク帰還アメリカ軍兵士PTSD患者25万人に治療方法なしと宣言した。うつ病誤診がPTSDであると認めると日本には私の「ラポール新薬単剤トラウマ強化受容療法」があるが世界にそれ一つしかない。
国立精神神経センターの某が患者に「ノートを書かせる治療法」を発表して本が出るらしいが、やはりアメリカのパクリである。私は2003年から書かせている。「無意識仮説」を排したDSMの死んだPTSDでは「ラポール」が形成されないから効果は?私が書かせると治療初期にしばしば患者は「無意識」に「Sを殺してやる」と書くのである。これはトラウマ加害者への「怒りと憎しみ」がノートの上だけで「向けやすい私に」向くのである。これはハーマンも指摘していることの応用である。最初は私も意味がよくわからなかったが、慣れるとニヤニヤしている。
「怒りと憎しみ」が治療に必要なことがわかるだろう。