(16350)心の傷を文字にするPTSD心理療法、ラポール(発達障害・うつ病否定)抜きで効果は? | 精神科医ブログ、長崎広島原爆・福島原発・コロナ・第二次大戦・北朝鮮ロシア核・児童虐待・DV・レイプ複雑性PTSDの薬物療法

(16350)心の傷を文字にするPTSD心理療法、ラポール(発達障害・うつ病否定)抜きで効果は?

国立精神神経センターが言い出した「ノートに書く」は私が2004年より前から続けている治療法だが、ラポール(PTSD以外の診断名は深層心理レベルまで完全に徹底的に否定する、うつという表現は最低最悪、発達障害など犬に食わせろ) 抜きでどこまで効果あるかな。一般自称精神科医が相変わらずPTSDを否認否定している状況では試みることさえすまい。

まず無処方でノートを書かす→ラポールが強化された所で新薬単剤を処方→ノート筆記により「無意識」に抑圧されたトラウマが回復してくるところを捕まえ引きずりだす。世界で初めての「ラポール・新薬単剤トラウマ強化受容療法」に行きつけなければ行き詰まるだろう。

「無意識」という仮説を強力に支持する「ラポール」の力を使えなければ新薬は使いこなせないし、PTSDは治せない。

福島原発放射能トラウマを否認・回避・抑圧・解離し、「被災地(岩手・宮城)の看護師の三割がPTSDとうつ」なんて報道してるようでは駄目だろう。
発達障害・うつ病・躁鬱病と「言わない」「書かない」「思い浮かべない」が精神障害=PTSD治療の前提である。