(5739)トラウマを無視する「認知療法」は「超多剤併用」と同じ、PTSD隠蔽の中国新聞記事 | 精神科医ブログ、長崎広島原爆・福島原発・コロナ・第二次大戦・北朝鮮ロシア核・児童虐待・DV・レイプ複雑性PTSDの薬物療法

(5739)トラウマを無視する「認知療法」は「超多剤併用」と同じ、PTSD隠蔽の中国新聞記事

昨日広島県女児10人レイプ事件被告懲役30年判決記事で毎日新聞は被害者を「PTSD」と明記したが、被害者に一切触れない記事を書いた中国新聞(広島県の地方紙)。
今日の記事で「思春期内科」を自称する医者が「認知療法」について書いていた。「それまでは楽しく」男性と付き合っていた女性が、新たに付き合った男性からDV的な性交渉を強いられてから「下腹部痛」を認めた。自分に「人から愛されたい」「受け身な態度」という「歪み」があることを「認知」し生まれ変わったそうである。

そういう「歪み」のある女性が本当にそれまでの交際相手と「楽しく」付き合えたのか?このような「歪み」は愛されなかった「児童虐待被害者」に共通したもので、DV加害者を引き寄せる傾向がある。また下腹部痛は頑固な頭痛と同じく性的虐待による転換症状であることは常識である。
自称思春期内科医はそのへんのところに一切触れぬ。トラウマを無視して今ある症状だけをねじ伏せようとする認知療法は超多剤併用と発想は同じである。