今日はCourtauld Institute Gallerlyに行ってきました。
ロンドンの美術館の中では比較的マイナーだと思いますが、ここは印象派絵画の中でも有名なものが収蔵されている美術館で、個人的にも印象派が好きなので観てきました。サマセットハウス内の一角にある、比較的小さな美術館で、休日午後のひとときを過ごすのに手頃なスポットでした。
展示されているのは、初期ルネサンスから 20 世紀にかけてのコレクションということですが、特に、ドガの踊り子の絵や、マネのフォリー=ベルジェール劇場のバー、ゴッホの自画像、ルノアールの桟敷席(La Loge)、セザンヌのカード遊びをする男たち、などなど、教科書などを通してなにやら見覚えのある絵画が目白押しです。。ルーベンスの絵も多数ありました。
マネのバーメイドの絵については、やはり背面が鏡なのかどうなのかという議論は面白いですね。彼女の姿勢が鏡像と一致しないというのは確かにその通り。でも鏡だと思わなくても別に違和感は感じない構図だと思います。絵の脇にあった解説によると、当時の社交場であった劇場は悪名高い売春の場でもあり、彼女は酒のみならず愛も売っているのである、とのことでした。華やかな劇場に身を置きながらも、バーメイドが瞳に憂いを湛えているのはそれを物語っているのでしょうか。
他にも、20世紀のコレクションも沢山あるのですが、いつもながらこちらの方には感情移入できず、ついつい足早に進んでしまいます。技法的にはスーラの点描はいつもながら興味深いですね。ちなみに、マイナーな位置づけながら中東の装飾品も展示されているのですが、燭台や食器の彫り物が素晴らしかった。
こちらは小ぶりにながら十分に堪能させてくれるいい美術館でした。なお、サマセットハウスはテラスにテーブルがあり、自由に使えるので天気のいい日はここでのんびりと過ごすのもよさそうです。

