『春』





僕が、まだ小学校6年生くらいの時でした



学校、小休憩の時に、運動場に出て、駆け回っていた頃に



また下級生の男の子が、身体に異変をきたし、瞬間、前屈みにうずくまってしまいました



僕は、その瞬間、急いで、男の子の元に駆け付け、すぐさまに、保健室に連れていきました



その時の、僕の心境は、尋常ではないくらいに、急ぎ足になって行った事でしょう



実は、僕は、この男の子の身体の強弱に付いては、以前より、知る所にありました



また、その頃より、遡って、2年前になります



或、病院の一室のベッドに、その下級生の男の子はいました。



そして、また、その男の子の向かい合わせの形に、僕自身ではありませんが、また直接的な表現では言わないですが、僕の親類筋の女の子も、そこに一緒にいました



それから、親類筋の女の子の面会に訪れる度に、また同じように、向かい合わせにいる。1人の男の子の事も、極自然に、心に入っていくようになりました



また同じように、その男の子にも、僕が、親類筋の女の子の面会に訪れるように、また年くらいでは、その時の僕と同学年くらいの1人の女の子が、面会に訪れていました



その時は、僕は、小学校4年生くらいで、本当に、その男の子の面会に来ていた。女の子の事を、ハッキリとは、よく分からかったです



ただ、その時に、ハッキリと、よく分かった事もありました。とても、1人の男の子、改めて、弟想いの、優しい女の子。また改めて、お姉さんであった事でした



そして暫くして、親類筋の女の子も、身体が良くなり、退院する事になりました



また1人の男の子、その時の同学年くらいの女の子を、秋の季節、僕の心に残しながら…



そして、なごり雪が心に深く入っていった。冬は、過ぎて、また新たな出会いの季節、春を迎えます



小学校5年生、また奇数学年のクラス替えの時節も伴って、運命にも似通った。また出会いが訪れました



そうです。去年の、あの弟想いの、お姉さん。優しい、1人の女の子と、5年生同じクラスになったのです󾭠



不思議に想うかもしれませんが、4年生まで、お互いに、同学年で、また同じ小学校にいる事も、よくは分かっていなかったのです。



だから、その5年生の春のクラス替えの時、また一緒になった時は、なぜか、とても気恥ずかしさが去来しました  



勿論、また言うまでもなく、その時、同じクラスになった事で、とても近い距離にいる。女の子、その背景の弟である、1人の男の子の事は、少なくても、卒業までは、どうでもよくはありませんでした。



親類筋の女の子が、退院をした時には、まだ男の子は病院に残るような形でしたので、その後、暫くは、状態を知れませんでしたが



しかし、5年生にもなり、また暫くして、学校内で、また同じクラスの女の子の、弟である。男の子を見かけるようになった時には、本当に、元気になって良かったなって、素直に想いました



また、そんな安心した想いの矢先の事でした。また僕が、目にする先の、男の子は、前屈みにうずくまってしまう瞬間でした



僕は、その時、全てを理解して。男の子に、すぐに近寄り、尋常ではない勢いで、また保健室に連れていきました



また、その時も、保健室で、暫く安静にして、状態は快方に向かっていった事に、とても安堵しました



そして、それから、僕も、小学校卒業をして、あれ以来、その男の子に会ってはいませんが



今また、このように思い返して、文を綴っているのが分かるように。僕の心には、ずっと変わらない男の子への未来への想いがありました



また僕自身は、同窓会、ましてや成人式にも、一度も足を傾けず。同じクラスの、その男の子の、お姉さんである女の子にも、会えていないのですが



もし、いつか、僕自身が、同窓会等に、足を傾ける時には、その1つの大きな理由は、その男の子の、今を知る為にです



でも、今、僕が、そんな心配はしなくても大丈夫でしょう󾭠  



男の子には、今も変わらない。家族に、とても弟想いの、優しいお姉さんが、いるはずですから󾭠





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『秋』





また、あの秋のこと





携帯電話が、一般的に普及する前、また、それよりも、ポケベルを女子高生が持ち始めようかとする頃に





自宅電話に、ある同級生の女の子から、初めて電話がかかってきました





また、13歳、その日の、わたしは、体調不良で学校を休んでいて、日中は、安静にして、少し体調も回復してきたくらいの頃、家族が揃う夜に、その電話がかかってきました





その時、初めて電話を取ったのは、母でした





そして、向こう側の、用件の相手が、また、わたしだと知ると、自然に母は電話を取り次いでくれました





しかし、その電話を受けるまで、わたしは、相手が誰なのか、勿論、分かっていませんでした





本当に、それが、女の子からの初めての電話でしたから





そして、その電話を受けて、相手を認識した頃には、また家族前の出来事に恥ずかしくなりました





また電話の相手は、今では、詳しく言えなくなりましたが、当時は、予想もできなかった女の子でした





また用件としては、秋の季節、由来のもので、文化祭の準備で、その日、1人1人に、折り紙が配布されての事でした





その時、また学校を休んでいました。わたしの元に、その折り紙を、わざわざ夜に届けに来てくれるという内容でした





そして、電話の後、女の子は、その夜に、折り紙を届けに来てくれました





時刻は、21時30分くらいで、また、その時に、もう1人、女の子の付き添いがいたのを覚えています





勿論、届けに来てくれました、その行為自体に有難い想いは、ありましたが、しかし、それよりも、照れ隠しに、そっけなくも、その時は、すぐに家に戻ってしまいました





その、すぐさまの別れの前に、この一連の事は、女の子から内緒にして欲しいと言われました





その時、また家に戻り、些細な異変がありました。





初めての女の子からの電話に、それから女の子の家への訪問が相次いだことに、同性である父が、面白くないような表情でいました





それは、ある意味では、子でしかなかった。わたしを、1人の男性としての見方に変わらざる終えなくなった。その人の表情でした





そして、体調も回復をして、昨日の夜の女の子との秘密事を抱えながら、また学校に行きましたら、さらに些細な異変がありました





内緒にして欲しいと言われた。一連のことが、何故か、クラス中に広まっていたのです





その瞬間、また昨日の、恥ずかしさや、照れ隠しも同時に、わたしの中で広がってしまいました





そして、また、それから逃げるように、その女の子の元を、後にしました





それは、ふたりの共有すべき、内緒事を、わたし自身も、抱えようとした。また、矢先のことでした










14歳、また秋の季節…





移動教室の時です。わたしは、教室から、教室へと移動している最中に、また、その時は、少し遅れていましたので、また廊下を少し走るように歩いていた時の事です





廊下の目の先に、学年では、少し目立つような女の子が、また1人、そこに誰かを待つようにたたずんでいました





わたしは、その女の子を認識しながら、また目を逸らすように、通りすぎようとした時の事です





その時、本当は、その女の子自体は、純粋に友人を待っていたんだと思います





しかし、その時の廊下空間は、たった2人だけの状況上に





通りすぎようとした瞬間、また自然にも、咄嗟に、その女の子が待って…





と、わたしの右腕を掴んで、その空間に、女の子は、引き留めようとしました





それは、また、2人だけの空間世界に…









この、続きって気になりますか?特に、そのあとは、気にするような事でもありませんので





また13歳、14歳、それぞれの秋は、今になっては、いい思い出です󾭠







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