Yシャツ、君の紅跡(ベニアト)が乾いた頃…
また僕は、君の潤いを、必要とした
女の子。君の身体は、繊細、且つ柔軟で、また傷付きやすい
だから、傷付きやすい君に会う前には…
僕は、また、爪を整えた。
潤いを備える君に、また会えた時…
君の目線は、以前に自分自身が付けた。Yシャツの部分に…
また君は、紅跡(ベニアト)が、消えてしまった事を、憂えたのか…
次の瞬間には、もう、憂いのYシャツを、横にやった…
君は、紅跡(ベニアト)を、消してしまった僕に、迫り…
君は、僕に爪を立てた。
その時の君の憂いは…
当分、Yシャツのように洗っても、また乾かしても、暫くは消えない…
僕の背中にできた、君の爪跡…
君が、跡を背中に付けたので…
僕も、君に、ついには迫り…
君のように、跡を残そうとした…
但し。僕には、君みたいな爪は、今は、無い…
また、君が、したように、紅跡(ベニアト)を付けようとしても…
口紅どころか、それ以前に、今は、Yシャツさえも無いままだった
僕も、同じように憂い…
君みたいに、口紅も、爪も備えない僕は…
ただ、直接、君に…
その跡を付ける事しか、今は、できないでいた…
僕なりにも、爪を立てて…
君の身体に、跡(アト)が付くように…
僕は、君に、キスをした…