エミリアのできるまで
「ファンタシースターポータブル2」プロデューサーの酒井です
今日はちょっとメイキング的な記事でも出してみようかと思います。
スペシャル体験版をプレイした方は、エミリアが大体どんな子か、と言うのを分かっていただけたと思います。
今回はアートワークチームにて、各キャラクターを分担する形でデザインしている、と言うのは以前ブログでもお伝えしましたが、エミリアについては水野の担当でした。
エミリアが今のデザインになるまでには、それはそれは長い道のりがありました・・・。
その片鱗を開発中の設定資料からお伝えしてみようかと思います。
ではまず一枚目。
これが、最初期に出されたデザイン案ですね。
すでに「制服」と言うコンセプトはあるようです。
左側の気弱そうな女の子の制服は今のエミリアの面影がありますね。
「アメリア」と名前が書いてあるのは、エミリアの初期の名前が「アメリア」だったからですね。
こう言う事は結構あったりします。
ちなみにチェルシーも、初期は「サンディ」と言う名前でした。
真ん中の女の子と右の女の子には、羽のモチーフが見えます。
右の女の子の足についているナノトランサーは今のエミリアに残っていますね。
ある意味、ちょっと媚びた感じのデザインになっているのは、まず極端に振ると言う狙いがあっての部分です。
今回は、これまでとは方向性を変える、と言うのが明確に見えますよね。
そして、これを発展させたのが次のデザインです。
少しPS系のデザインによってきています。
髪型や色のイメージはまだだいぶ違っています。
この頃はシナリオも並行していたのですが、エミリアに人ギライっぽいイメージがあったようで、かなり怖い顔と言うか、不安そうな顔をしているイラストが多いですね。
やはり暗いヒロイン、と言うは扱うのが難しく、シナリオを進めていくうちに、
「普段はギャルっぽい能天気なキャラクターなんだけど、本心や過去を語りたがらない。」
と言う感じの今のキャラクターに変わって行ったのでしたた。
それを絵にしたのが次のイラストです。
結構気が強そうな感じになっていますね。
水野としては、イメージとして「赤いキャラクター」と言う部分にこだわりが合ったようです。
ファンタシースターシリーズもガーディアンズなどでも「青」がモチーフになる事が多かったので、それに対しての「赤」なんですね。
ルミアが青になっているのはガーディアンズの象徴だからでもありますね。
羽のモチーフはヘッドホンに小さく残っています。
そして、この二つを組み合わせる形で、ほぼ服のデザインは固まりました。
しかし、髪型がどうも決まりません。
と言う訳で、髪型だけを沢山描いてみる事に・・・。
ポニーテール風、お団子、ツインテール・・・色々書いています。
色も検討しまくった結果・・・(実はこの倍以上あります。)
もう「間違い探し」みたいですもんね。
その結果、今の髪型になったのでした。
金髪はイラストよりも、鮮やかな金髪になりました。
そうして、エミリアの容姿は決まった訳ですが、彼女の抱える大きな秘密についても検討しなければいけません。
エミリアがある状態になった時に、体に浮かび上がる文様。
ムービー内に表現があるので、こちらも考える必要がありました。
酒井の方で注文をつけたのは「気持ち悪くならないように」と言う事でした。
気持ち悪くなってしまうと、せっかくのヒロインへの感情移入がし辛くなってしまいますからね。
と言う形で検討を重ねてできたムービー班への指示用のイラストが以下です。
ここにくるまでにも結構沢山の案があったんですよね・・・。
でも、色々検討を重ねただけあり、エミリアが覚醒して文様が浮かび上がるシーンは、1章の中でも鳥肌の立つ名シーンだと思います。
今回はキャラクターに力を入れているだけに、エミリアだけをとってもずいぶんとたくさんの流れがありますね。
他のキャラクターでも色々な初期案があります。
もし設定資料集がでるならば皆さんにお見せできる機会もありそうですが・・・。
一つのキャラクターを生み出すにも、たくさんのアイデアがあるものです。
そうそう、上の案の中には、新コスチュームで制作されたものもありますよ。
さて、今日はもう一つ、キャラクターのお話しを。
サイドストーリーは実は一つではありません。
その中の一つに、ある人物と出会うシーンがあります。
あ、この人は…!!
どうやら、ルウと同様今回はメンテナンスされて、ボディが新しくなっちゃったりするみたいです。
ぶっちゃけメチャメチャカッコイイです!
では、また次回!
今日はちょっとメイキング的な記事でも出してみようかと思います。
スペシャル体験版をプレイした方は、エミリアが大体どんな子か、と言うのを分かっていただけたと思います。
今回はアートワークチームにて、各キャラクターを分担する形でデザインしている、と言うのは以前ブログでもお伝えしましたが、エミリアについては水野の担当でした。
エミリアが今のデザインになるまでには、それはそれは長い道のりがありました・・・。
その片鱗を開発中の設定資料からお伝えしてみようかと思います。
ではまず一枚目。
これが、最初期に出されたデザイン案ですね。
すでに「制服」と言うコンセプトはあるようです。
左側の気弱そうな女の子の制服は今のエミリアの面影がありますね。
「アメリア」と名前が書いてあるのは、エミリアの初期の名前が「アメリア」だったからですね。
こう言う事は結構あったりします。
ちなみにチェルシーも、初期は「サンディ」と言う名前でした。
真ん中の女の子と右の女の子には、羽のモチーフが見えます。
右の女の子の足についているナノトランサーは今のエミリアに残っていますね。
ある意味、ちょっと媚びた感じのデザインになっているのは、まず極端に振ると言う狙いがあっての部分です。
今回は、これまでとは方向性を変える、と言うのが明確に見えますよね。
そして、これを発展させたのが次のデザインです。
少しPS系のデザインによってきています。
髪型や色のイメージはまだだいぶ違っています。
この頃はシナリオも並行していたのですが、エミリアに人ギライっぽいイメージがあったようで、かなり怖い顔と言うか、不安そうな顔をしているイラストが多いですね。
やはり暗いヒロイン、と言うは扱うのが難しく、シナリオを進めていくうちに、
「普段はギャルっぽい能天気なキャラクターなんだけど、本心や過去を語りたがらない。」
と言う感じの今のキャラクターに変わって行ったのでしたた。
それを絵にしたのが次のイラストです。
結構気が強そうな感じになっていますね。
水野としては、イメージとして「赤いキャラクター」と言う部分にこだわりが合ったようです。
ファンタシースターシリーズもガーディアンズなどでも「青」がモチーフになる事が多かったので、それに対しての「赤」なんですね。
ルミアが青になっているのはガーディアンズの象徴だからでもありますね。
羽のモチーフはヘッドホンに小さく残っています。
そして、この二つを組み合わせる形で、ほぼ服のデザインは固まりました。
しかし、髪型がどうも決まりません。
と言う訳で、髪型だけを沢山描いてみる事に・・・。
ポニーテール風、お団子、ツインテール・・・色々書いています。
色も検討しまくった結果・・・(実はこの倍以上あります。)
もう「間違い探し」みたいですもんね。
その結果、今の髪型になったのでした。
金髪はイラストよりも、鮮やかな金髪になりました。
そうして、エミリアの容姿は決まった訳ですが、彼女の抱える大きな秘密についても検討しなければいけません。
エミリアがある状態になった時に、体に浮かび上がる文様。
ムービー内に表現があるので、こちらも考える必要がありました。
酒井の方で注文をつけたのは「気持ち悪くならないように」と言う事でした。
気持ち悪くなってしまうと、せっかくのヒロインへの感情移入がし辛くなってしまいますからね。
と言う形で検討を重ねてできたムービー班への指示用のイラストが以下です。
ここにくるまでにも結構沢山の案があったんですよね・・・。
でも、色々検討を重ねただけあり、エミリアが覚醒して文様が浮かび上がるシーンは、1章の中でも鳥肌の立つ名シーンだと思います。
今回はキャラクターに力を入れているだけに、エミリアだけをとってもずいぶんとたくさんの流れがありますね。
他のキャラクターでも色々な初期案があります。
もし設定資料集がでるならば皆さんにお見せできる機会もありそうですが・・・。
一つのキャラクターを生み出すにも、たくさんのアイデアがあるものです。
そうそう、上の案の中には、新コスチュームで制作されたものもありますよ。
さて、今日はもう一つ、キャラクターのお話しを。
サイドストーリーは実は一つではありません。
その中の一つに、ある人物と出会うシーンがあります。
あ、この人は…!!
どうやら、ルウと同様今回はメンテナンスされて、ボディが新しくなっちゃったりするみたいです。
ぶっちゃけメチャメチャカッコイイです!
では、また次回!