「生きることは素晴らしい」

そうに違いはないだろう

苦しい思いも 過去になれば思い出になる

ならば苦しくとも 未来がある方が幸せだ


どんな道でも歩めるのなら

箱庭に囲われて生きてみたい

狭い世界で これといった苦労もなく

人との交流もなく 生かされてみたい


はたまた 荒波を快活に乗り越えて生きてみたい

自分の力を信じ 使い 切磋琢磨し

ただ一つの道を突き進む


それとも 権力を誇示して生きようか

それに伴う責任すら他人に押し付け

力のままに貪りつくす


そうじゃなければ 今のように

平凡に生きようか

苦しみも悲しみも この身を呑み込み弄ぶけれど

喜びと希望も 時に攫ってくれる

可もなく不可もなく

時間の中を流れゆく


どんな日常を生きようと

人はそれを「人生」と呼ぶ