大手銀行でさえこの有様ですから、地方銀行ではもっと能力が落ちます。
地方の資産家は、「地元の銀行員に為替取引の話をしてもまったく理解してもらえない。
外貨という考え方が地方銀行の行員にはないので、為替取引で資産運用するにもまったくアドバイスをもらうことができない」と嘆いています。
地方銀行にも、「外国為替取引取扱銀行」という看板を掲げているところはたくさんありますが、それはいってみれば「うちの銀行は国際的な取引をしているんだぞ」という威光を示したいがための金バッジをつけているに過ぎません。
地方銀行は、実際のところほとんど為替取引にタッチしていないのです。
通貨は銀行間で行われるインターバンク市場で取引されますが、地方銀行は信用力が低いのでこのインターバンク市場で取引することができないのです。
