ただ、売り買いをしているだけで手数料が入ってくるのですから、これほどおいしい商売はありません。
銀行はそうした商売のやり方に安住していたために、知識をつけること、テクニックを磨くことも怠ってきたのです。
日本の銀行は、外資系銀行から手玉に取られているのがその証拠です。
為替において、外資系銀行と日本の銀行では技術的に天と地ほどの差が開いているのです。
そういう状況ですから、銀行に為替取引をマネジメントする能力はほとんどありません。
彼らの頭にあるのは、お客さまに利益を提供することではなく、いかに手数料を稼ぐかということだけです。
手数料さえ入れば、お客さまが為奪大損しようが、マイナ通貨によって資産を吹き飛ばそうが関係ないのです。