目の前にある
青薔薇。
闇の中
静かに咲いている
小さな欠片。
その美しさに
何の意味が?
その切なさに
何の価値が?
その色に
実は何色?
僕の目に
映ることのない
その色。
僕の心に
滲むことのない
その安らぎ。
本当は…
本当?
花弁に落ちた雫
それは…涙?
指に刺さった棘
それは…傷?
ムダな想いは
何の為に?
無意味な愛情は
誰の為に?
……
…
闇に歩み
目の前に
光る炎。
ヒラヒラ踊る
冷たい温もり。
見ては明るく、
近づいては暖かく、
触れては焦げる
偽りの優しさ。
どうして照らしてくれるの?
どうして優しくするの?
どうして嘘をつくの?
どうして?
どうして?
どうして?
……
…
闇に歩み
…
。


