熊本県立劇場はNHK紅白歌合戦の名司会者、あの鈴木健二さんが1988~98年のあいだ館長をされていたことで有名な劇場です。
話は変わりますがNHKアナウンサーといえば、NHKラジオの看板番組で村上信夫さんがナビゲーターされた「ラジオビタミン」が19日で終了しました。感性豊かな方ですから感極まって泣き出されないか心配しましたが、にこやかなうちに終了されました。本当に4年間ご苦労様でした。
さて熊本県立劇場の彫刻の話です。それは女性の彫刻です。いつもは何気なく見ていたのですがじっくり見てみると、銘板に作者はヴェナンツォ・クロチェッティ、作品名は「踊り子」とありました。
調べてみると、偶然にもこれから箱根彫刻の森美術館で「生誕100周年記念ヴェナンツォ・クロチェッティ展」(3月30日~6月3日)が開催されるようです。イタリア人彫刻家として有名な方だったようです。
以前、日曜美術館で船越保武の全国にある彫刻を撮影している写真家の方が紹介されました。この方が「彫刻作品は時間とともにその場所の景色の一部となる」というようなことをいわれていました。熊本県立劇場の「踊り子」も景色に溶け込んでいるようにみえます。
岸辺の娘(1934年)
(1913-2003)