もうすぐ雨が多く降る季節になりますね。

雨が降ってジメジメしてくると、皮膚トラブルが増えて大変!なんて飼い主様も多いのではないでしょうか?

今回は、なかなか治らなかった膿皮症のお話を元に、皮膚トラブルについて書かせていただきます。

 

 

ミルコくんは現在2歳の男の子。

ちょっぴり恐がりさんだけど、遊びたい気持ちは犬一倍の甘えん坊さんです。

 

 

ミルコくんを悩ませていた膿皮症の発見は、去年の2018年8月11日。

お預かり中にミルコくんの左目頭に引っ掻き傷があるのを見つけ、

他に傷はないかな〜と、よくよく見てみると内股、お腹、背中、脇、頭のてっぺんに

ポツポツとしたデキモノがあるのを見つけました。

 

 

お迎え時、飼い主様にお話を伺うと、実は2ヶ月前に膿皮症だと診断されており、

病院で抗生剤と患部の消毒用シャンプーを処方されていることを知りました。

お薬を飲んで、シャンプーをするとすぐに症状は治まったそうですが、

しばらくするとまた内股にデキモノが出来てしまい、完治に至らなかったそうです。

 

 

なぜ完治しないのか?と不思議に思い、獣医皮膚科専門医に受診代行することを提案しました。

いぬの幼稚園バウバウでは、”受診代行”というサービスがあります。

人間の医者である当園のオーナー、専務が受診するワンちゃんを病院につれて行き、

獣医さんのお話をより掘り下げて確認してくることで、病気を根本から解決できるようにサポートするサービスになります。

 

 

受診代行の診察で、ミルコくんの皮膚はデリケートで、膿皮症になりやすいことがわかりました。

治療としては、膿皮症が落ち着くまで抗生剤の服用と頻回のシャンプーをすることとなりました。

 

皮膚がデリケートということがわかり、ご自宅で使っているシャンプー剤の見直しをしました。

シャンプー剤によっては、弱っている皮膚や刺激に弱い皮膚(皮膚が薄い・アレルギー体質である・皮膚が荒れやすい)に悪さをするので、

皮膚トラブルで悩まれている方は、シャンプー剤の見直しをするのも一つです。

 

↑元々使用されていたシャンプー剤の成分表です。

 

ミルコくんの皮膚は薄く、脂が出やすいため、当園のトリミングサロンで使用している“ピクニックシャンプー”に変更しました。

ピクニックシャンプーは、皮膚のバリア機能の回復と維持を目的とした、天然成分で作られている地肌に優しい弱酸性のシャンプー剤です。

 

 

このピクニックシャンプーを使って、2週間に1回のシャンプーを徹底してもらいました。

ご自宅でシャンプーされる方はしっかりドライングをしてあげてください。

湿ったまま放置していると、弱った皮膚から細菌などが入り、皮膚が荒れる原因になります。

 

 

そもそも膿皮症とは、ワンちゃんの皮膚にある常在菌が増えすぎてしまい、皮膚の感染症になってしまう病気です。

皮膚のバリア機能が正常に保たれていれば、そのようなことにはならないのですが、

小さな傷や間違ったスキンケアで皮膚が傷ついてしまい、バリア機能が低下して膿皮症になってしまうのです。

 

それぞれのワンちゃんの皮膚に合わせたスキンケアが大切です。

スキンケアだけでも皮膚のトラブルはずいぶん改善されます。

 

今回のミルコくんは、抗生剤の服用、頻回のシャンプー、シャンプー剤の見直しで皮膚が綺麗になりました。

大きいワンちゃんなので、頻回のシャンプーは大変だったと思いますが、飼い主様のたっぷりの愛情を受けて幸せいっぱいのミルコくんでした。

 

↑スタッフ犬のルーエくんと大の仲良し!

 

いぬの幼稚園バウバウでは、愛犬の健康を保つために色んなサポートをさせていただきます。

お悩みがある飼い主さまはぜひお問い合わせ下さいませ。

 

ワンちゃんの脱毛についてはこちらにまとめてあるので、ご興味があれば読んでみてください!!

 

 

 

 

 

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