『チャイコフスキーの妻』 | 薬剤師リノより、光り輝くときを求めて

薬剤師リノより、光り輝くときを求めて

薬剤師として、長年働いてきた経験を生かして、日々の健康維持や、心の平和を保つために知恵や方法をお伝えしていきます。
医療従事者に方々には、私の経験を生かして、楽しく仕事ができる、ふさわしい仕事につける、ための小さなコツをお話していきます。

素敵なみなさま、おはようございます。またもや、かなりの早朝です。(笑)

10月になったというのに、まだ、暑い!昭和のころは、10月から、学生は冬服でした!いまでは、暑くて無理よね!

 

さて、少し前に、夫が『チャイコフスキーの妻』という映画を観たいと話していましたが、、どうせ、長く上映しているだろうとたかをくくっておりましたら、あら、横浜では、10月3日が最終と日曜日に気がついて、昨日、急遽、夫と鑑賞してまいりました。

 

 

チャイコフスキーが同性愛者であったことは、多くの方がご存じかと思うのですが、ロシア在住時、親しいロシア人から、そのことはロシアでは話してはいけない!と言われた記憶があります。

ロシアの英雄ですからね。

 

映画は、やはり、ロシア映画だけあって、暗い!が第一印象。

そして、少しはチャイコフスキーの曲が流れるかと思いきや、ほぼなし。

主人公のアントニーナが、チャイコフスキーの妹の家で子供たちに教えているピアノ曲は、

チャイコフスキー『四季』の、秋の歌かと思われます。(間違っていたらすみません)

ということで、ほとんど、チャイコフスキーの作曲の話はなく、

パトロンであるメック婦人の話もなく、ひたすら、アントニーナの苦悩が描かれていました。

 

当時のロシアの社会情勢から鑑みても、有名人の妻でいたかった、という彼女の心境もわかりますが、何よりも、きっと、信仰に近いような、盲目的な愛!がテーマであり、悲劇の元なのでしょう。

 

フランスでは、非常に絶賛の映画であったようですが、日本では入場者数も少なかったようです。

私共のように、チャイコフスキーの音楽が好きな方が見に行かれたのではないかしら?

5人の男性のオールヌード場面もあり、『気持ち悪い』という口コミもみました

きっと、日本人との感性の違いでしょうね!

 

モスクワ在住時に、モスクワ郊外のクリンという町にある、チャイコフスキーの家に、日本人会のツアーで行ったことを思い出しました。

初冬で、寒くて寒くて、という思い出。バスがつくなりの、トイレに全員急行!でした。(笑)

(写真はWikipediaより、チャイコフスキーの家))

素晴らしい作品を残した、チャイコフスキーですが、私生活は、苦労が多かったのですね。

 

妻である、アントニーナも、もし、他の男性を愛していたら、違う人生になっていたことでしょう。

愛は盲目!そんな言葉を連想してしまいました。

 

ロシア語はほぼ、できない私ですが、それでも、ロシア語の響きと、時折知っているロシア語の単語が、25年前の、モスクワ駐在時の思い出を呼び起こしてくれました。

 

映画には、詳しくない私ですし、それほど、観に行かないのですが、たまには映画も良いですね。

自らの思い出や、感情、思考を、掘り起こすきっかけになるような気がします。

 

今日も、新しい一日が始まります。

Доброе утро (ロシア語で、おはようございます。)

 

今日も、光り輝く時が、皆様にたくさん訪れますように!