避難所での感染症予防に歯みがきを 歯科医ら呼びかけ
東日本大震災の被災地で地元の歯科医師らが避難所を回り、「お口のケア」の大切さを訴えている。虫歯・歯周病対策に加え、インフルエンザや胃腸炎など感染症の予防にも歯みがきが役立つという。
約1500人が避難した宮城県南三陸町のスポーツ施設前にできた臨時の「歯科診療所」。時計店を営んでいた舛舘義彦さん(55)は震災後、前歯がグラグラして痛くなった。鎮痛剤で当分様子を見ることになった。「診てもらえてほっとした」
被災地に少しずつ物資が届くようになると、「入れ歯が割れた」「歯周病で歯ぐきが腫れて痛い」などと訴える人が出始め、地元の歯科医師会が急患向けの出前診療に乗り出した。
町内の歯科医は6軒すべて津波被害で診察できなくなった。その一人の阿部公喜さん(54)も、幸い家族は無事だったが、車中泊の日々を送る。「自分たちも何かやらなくては」と、内陸の栗原市の歯科医院から巡回診療車を借り、県歯科医師会員として診察にあたる。
東北大歯学部も23日から歯ブラシ持参で本格的に避難所の巡回を始めた。口の中には唾液(だえき)1ミリリットルあたり1億個もの細菌がいるとされる。自由に水が飲めず、歯磨きもままならない環境では細菌が繁殖しやすい。水を飲まないと唾液の出が悪く、自浄作用も効きにくく、感染症を起こしやすくなる。
「毎食後が難しければ1日1回でもいい。夜寝ている間は唾液の働きが弱まり、口の中が汚れます。朝食前に磨くのが効果的」と坪井明人准教授(加齢歯学)は話す。
水が必要になる歯みがき剤は、水の供給が十分になるまで使わなくてもいい。歯ブラシがなければ、少しの水で湿らせた脱脂綿などで歯や歯ぐきをふき取るだけでも効果があるという。(熊井洋美)
http://www.asahi.com/national/update/0326/TKY201103260334.html
より転載
【鹿沼】福島県飯舘村から約420人が集団避難している鹿沼総合体育館(フォレストアリーナ)で26日、避難者の口腔ケアと激励の牛丼差し入れが行われた。
口腔ケアを行ったのは上都賀歯科医師会(佐川徹三会長)。22日、歯ブラシや紙コップなど支援物資を届けた際に緊急アンケートを実施。避難者の2割近くが「歯や口の中のことで困っている」と回答したのを受け行った。中には避難時に入れ歯が割れて、うまく食べられない人もいたという。
この日は、同会の歯科医師ら十数人が参加し、歯科相談や応急処置などを行った。
飯舘村の庄司マツさん(83)は「入れ歯が合わなくて外して食べていたら歯が痛み出した。治療してもらい、本当にありがたかった」と目を細めていた。
一方、牛丼の差し入れはJA上都賀肥育部会(菅野谷悟部長)が同繁殖部会など関係者の協力で実施。牛肉50キロで牛丼600食分を作り、同体育館と菊沢コミュニティセンターの2カ所の避難所で配った。牛丼店店員による本格的な味付けが好評で、おかわりで並ぶ人もいた。
【東日本大震災】
http://www.shimotsuke.co.jp/town/region/central/kanuma/news/20110327/482942
より転載
当然記事にならないような支援も始まっています。
被災地で色々な活動も始まっています。
東京に居ても少しの支援をしてみたいと院内にあった歯ブラシ等は日本歯科医師会に送りました。
そして本日政府車両3車両とチャーター車両2車両で被災地に向かっているとの報告もありました。
被災地復興支援も災害直後支援から だんだん復興支援へと移行し被災者の方々のニーズも変わってきています。いち早い日常生活に近い生活が営めるようお祈り申し上げます。
