第83回選抜高校野球1回戦 日大三6―5明徳義塾 (3月25日)
前歯折れてもやります。
1点をリードされた8回1死一、二塁。左中間を破る逆転の二塁打を放った日大三の捕手・鈴木は「絶対に負けられないという気持ちで打席に入った。けがの痛みは感じなかった。苦しんだ試合だったので、ただうれしかった」と振り返った。
8回の守備では送球を受けて顔面から出血。前歯も折れた。試合後は病院に直行し、抜けた前歯2本を固定し下唇を4針縫った。小倉監督は鈴木の頑張りに「本人が『やります』と言うから交代は考えなかった。気持ちが強い、しっかりした子。よく打ってくれた」と感激。優勝候補の日大三は中盤に3点差をつけられた苦戦を乗り越えたことで、今後に大きな弾みがついた。
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2011/03/25/kiji/K20110325000497040.html より転載
東北関東大震災の直後行われた開会式での選手宣誓
日本人であればどこか胸を打たれた言葉でしたね。
前歯折れてもやります・・・・・・・・・。
明らかに出血している写真がスポーツ紙を飾っています。
が・・・・・・・歯科医師的にみると
記事中からですが
「・・・・・抜けた歯を固定・・・・・・」
脱臼していることが考えられます。折れていれば折れている部分にもよりますが
固定という手技はあまり考えられません。
歯が抜けた場合は 抜けた歯をあまりいじくらずに 牛乳 もしくは 綺麗な水 の中に入れてすぐ
歯科診療所へ。
学校等には 抜けた歯を保存する液が保健室等に常備されているケースも多いのです。
抜けた歯を本人の口の中にいれておく というのも最悪のケースです。
歯の根の表面についている 歯根膜という組織をまずいじらない そして乾燥させないことが
大切なんです。
もちろんそのまま整復できる場合もありますが 歯の神経の処置がその場で必要になることも
もしくは将来的にその歯の神経が自然に死んでしまうこともあります。
そしてもちろん 予防ですが
スポーツマウスガードの装着が一番です。
スポーツによっては団体として競技ルールに装着が義務とされているものも
ありますが殆どの競技では任意です。
もちろんスポーツショップその他でお湯に入れて軟らかくして口の中の歯にあわせる
安価なものもありますが
歯科医院受診していただければ大抵のところでスポーツマウスガードも作れます。
また歯科大学によっては スポーツ歯科専門外来をおいているところもあります。
爽やかな高校球児たち ニッポンを元気にしていただいていますが
怪我には注意してください。
