歯科医師試験、合格率低い大学は定員削減…有識者会議提言

1月30日14時35分配信 読売新聞


 歯科医師の質の向上を目指すため、文部科学省の有識者会議は30日、歯科医師国家試験の合格率が低い大学などに対し、入学定員の削減を求めていくとする提言をまとめた。臨床実習の終了後に実技試験を必ず行うことも求めている。

 歯科医師を目指す学生が学ぶ大学は現在、27大学(29学部)あるが、昨年までの5年間に10大学で入学志願者がそれぞれ3分の2に減少。昨年入試では3大学が定員割れだった。学生が集まらない大学は歯科医師国家試験の合格率も低迷しており、昨年は合格率が40%台という大学も二つあった。

 学生の歯学部離れが進んでいるのは、患者の数に対し、歯科医の数が多すぎるためだ。有識者会議は「志願者の減少で優れた学生が確保できなくなっている」と指摘したうえで、国家試験の合格率が毎年低い大学や臨床実習に必要な患者を確保できない大学について、定員削減を提言。これを受けて、文科省は各大学に対し、自主的な定員見直し計画を来年度中に提出するよう求める。

 また、有識者会議は、質の高い教育を実現するため、臨床実習に必要な単位数を国が明確化することや、臨床実習後に実技試験を行う必要性も指摘した。

最終更新:1月30日14時35分
読売新聞

歯科医師国家試験は歯科医師にとっては必須の最低条件です。

私が歯科医師国家試験を受験したときには合格率は私の卒業した昭和大学でも95%以上はあったと

記憶しています。少なくとも現役での受験生で不合格であった人はほとんどいなかった時代でした。

ところが近年は歯科医師国家試験の合格率はどんどん下がってきています。

公立大学でも60%前半の大学まででてきました。参考に

合格率の低迷は 受験者の質が落ちたというよりも 所轄官庁である厚生労働省が合格のハードルを少し

あげたことも考えられます。

一つには歯科医師過剰問題が背景にはあるのではないでしょうか。

まぁ過剰になれば自然淘汰されるのが 野生の掟ですから 手抜きをすれば自然に経営危機にまで陥るでしょう。

ところでこの前母校の病院へ行ってきたとき 学生部の前になんだぁ? と首を傾げる掲示を見ました。

 服装の注意 清潔な白衣着用のこと

         白衣の下に柄がすける派手なシャツ等を着ないこと

         ひげをそること、 ひげが濃い者は一日二回剃ること・・・・

私たちが学生の時 特に病院実習の時には 当たり前でまぁ注意されることもたまにありましたが

書面にての注意事項ではなかったような・・・・。

これは 学生の質が落ちたのか 流行の教育カリキュラムの一環なのかわかりませんが・・・・・。

ちなみに 当医院の白衣は毎日洗濯をしております。血液媒体等が付着した場合はそのときに着替えをしております。

口腔外バキュームの使用でほぼ飛散粉塵等は極力少なくしております。


隠れ里 5代目歯科医の独り言その他飲食日記 隠れ里 5代目歯科医の独り言その他飲食日記

白衣というのは意外と汚れているものなのです。

特に 歯科の場合は特に。

よく白衣ユニフォームで街中をうろついている方々を見ますが 感染防止対策としても

?????的な行為です。

院内感染を真剣に取り組んでいる医院ではまず白衣での外出はありえないと思われます。

ってちょっと歯科医師国家試験から話題が外れてしまいましたが

文科省は本気で定員削減に乗り出してきたようですね。

少子化に悩む大学運営もますますもっと冬の時代になってきています。