某関西で有名な焼肉店が食中毒事件を出しました。
その食中毒の原因となったのはカンピロバクターという最近です。
カンピロバクターはCampylobacterはグラム陰性嫌気性の真性細菌です。
食中毒の原因となるのは
Campylobacter jejuni Campylobacter coli
の主に2菌種類です。
ってナンでこの細菌について詳しいかというとこの細菌の種類の親戚関係にあたる
カンピロバクター・レクタス Campylobacter rectus
という細菌が難治性の深い歯周ポケットの中で検出される割合が多いのです。
勿論この菌種だけが原因ではありません。
ところで、私が歯学部の学生をやっていた頃は1年生か一般教養過程、
2、3年生は基礎科目過程、そして学部の学生いわゆる4年生に上がると臨床科目が始まります。
今は早期導入というシステムに変ってきて一年生のうちからどんどん臨床に接するシステムに
医学教育は変ってきています。
いわゆる臨床科目の中で歯周病学って 細菌学、生化学、薬理学、病理学、全ての基礎科目が
入り込んでくるとても難しい科目でした。
カタカナばかりが試験勉強の中に入り込んできたりしていました。
私が大学院の専攻を歯周病にしたのは 全然歯周病って学問が解らなかったからです。
だから少し極めてみようと思い歯周病と言う科目を大学院で専攻したのです。
まぁ大学院の研究は色々なことをやりました。
歯周組織の破壊っていうのがメインテーマで
初めは 歯周組織の破壊 つまりポケットが出来る前に何か簡単に検査できないか?
という発想で当時MMPsという組織破壊の産生物質を定量していきました。
結局 歯周組織の破壊がガンの浸潤・転移や慢性関節リウマチなどの病気の進行と
良く似ているので ガン学会や整形外科学会などなど違うフィールドでの発表も多かったですね。
その研究結果が某企業の目に留まり 研究試薬として現在もキットで売り出されていたり
国内外の特許も取得したりしました。(全く私の懐には何も入ってきませんが・・・・)
って大学院時代の話はまた何かの機会に。
ところが、今や歯周病の臨床のセミナーは場合によっては一年以上待ちというような
歯科医師向けのセミナーコースがでるくらい人気なんです。
学生時代みんな嫌であった科目のはずなのに・・・。
歯周病の治療って卒業して
臨床の現場にあがると非常に面白い学問、臨床科目なんです。
有名な臨床の先生で 卒業後歯科麻酔を専攻していながら
今や歯周病の臨床家になった人も何人かいます。
補綴(入れ歯やブリッジ)専門の先生が歯周病を学びなおして
高名になった先生もいます。
みんななんでそんなに魅力がある学問 臨床なんでしょうかね。
それは真面目に取り組めば必ず治ることができるからであると思います。
逆に知らなければ知らないで済むのかもしれませんが
患者さんは不幸ですね。
歯周病治療って本当におもしろいんですよ。
歯茎の治療だけではなく 最終的には
歯内療法、、補綴、かみ合わせ、顎関節全てを知っていなければなりませんし
その全てが出来なければよい症例も出来上がりません。
日々精進・勉強しなければ 細菌の名前だって変ってしまうのですから・・・。

