“死ぬほど痛い歯医者”はなぜ減ったのか

子どもの頃は、「歯医者=墓場」だと思っていた。「あそこは死ぬほど痛い」などと親たちまでも噂するような歯科医院がたくさんあったし、「痛いのが当たり前」とも思っていた。
でも、近年は、「まったく痛くない歯医者」と評判の歯医者が、けっこうある。
これってなぜなんだろうか。
昔に比べ、どんな小さな治療でも麻酔を使うようになったなど、麻酔に対する考え方が変わってきたんだったりする?

日本歯科医師会に問い合わせたところ、杉並区歯科医師会会長の高橋英登先生がこんな説明をしてくれた。
「確かに、近年は痛い歯医者が減っていますが、麻酔というよりも、治療法が変わってきたことがあるんですよ」

昔は歯の接着剤が良くなかったため、詰めものがとれないように、深く削って詰めなければいけないという事情があったのだとか。
ところが、15年ほど前から優れた接着剤が登場し、大きく削らなくとも詰め物がきちんと詰められるようになったのだという。
「接着剤はいま、非常に良い製品が出ていて、世界に輸出しているほど。接着は、歯科医療の様々な部門のなかでも、日本がトップという数少ないものなんですよ。また、それにより、MI診療(ミニマムインターベーション)といって、健全な歯質を残して、虫歯部位を最小限に削除しようという傾向が強くなり、削る部分がすごく少なくてすむようになったんです」
つまり、削る部分が少なくてすむため、麻酔をせずにすんでいるケースが増えているということのよう。

また、大きく異なるのは、「麻酔の針」だ。
「昔は使い捨てでなく、何度も消毒しながら使っていたため、先が丸まって、歯茎に刺さりにくくなっていました。また、弱く、すぐ曲がってしまうため、痛みをより感じることもありました。でも、今はすごく細く丈夫な使い捨ての針ができたことで、歯茎にスパッと入り、あまり痛みを感じなくなったんです。まるで蚊に刺されるような感覚ですよ」

さらに、歯医者が増えていることも一因として挙げられるという。
「歯医者がとにかく増えていて、東京ではコンビニエンスストアの2.2倍もあるんですよ。要は、切磋琢磨して技術を磨かないと、患者が来てくれないということですね」

接着剤の進歩と、麻酔針の進歩、さらにテクニックの向上によって、絶滅に近づいている「死ぬほど痛い歯医者」。
自分が子どもの頃にそうなっていたら……とちょっぴり悔しいほどの変化です。
(田幸和歌子)



うーむ死ぬほど怖い人ですかぁ。
確かに 全身麻酔でもよいから歯科診療して欲しいって方もいらっしゃいます。
静脈内鎮静法という 簡単にいうと ちょっと薬を使う方法もあります。
全身麻酔とは違って 簡単に説明すると
薬を使って酔っ払いの酩酊状態にするのです。酔っ払いってきちんとお話が出来たり
していても 翌日になると記憶が全くないってことありますよね。
静脈内鎮静法もそれとほぼ一緒で 処置中は口開いてください、とか 大きく深呼吸をてください。
とか 痛い とか色々な意思表示はできるのですが
後はほとんど覚えていない状況なのです。

公立病院歯科口腔外科に居たころはよく開業医の先生から依頼がありましたが
私は必ず静脈内鎮静を毎回やるわけではなく うまくカウンセリングしていきながら
静脈内鎮静をしなくても歯科診療ができるように 離脱を目標に診療していました。
必ず患者様には何か歯科に対する恐怖を抱く理由があるのです。
少しずつお話を聞いたり 静脈内鎮静の深度を浅くしていったり色々やって
ほとんどの方が最後には鎮静をしなくても歯科診療ができるようになりました。
時間と期間はかかりますがね。


歯科への恐怖って医者のほうが大きい人が意外と多いのです。
緊急外科手術で麻酔もしないで頭を開けてしまうような 脳外科医師が鎮静を希望したり・・・・

まぁ当医院では必ず麻酔はほとんどの場合 効かせます。
ちょっと我慢してもらうこともありますが。
しかも麻酔の注射は人によっては気がつかないくらいの痛みで終わります。

痛くない歯医者さん 当たり前なんですよ、今の時代は。