シャトル 星出さん「すべてが楽しかった」
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【ケネディ宇宙センター(米フロリダ州)西川拓】国際宇宙ステーション(ISS)に日本の有人宇宙施設「きぼう」本体の実験室を設置し、米スペースシャトル「ディスカバリー」で帰還した星出彰彦・宇宙飛行士(39)らが14日午後(日本時間15日早朝)、ケネディ宇宙センターで記者会見した。2週間ぶりに地球に戻った星出さんは「すべての瞬間が楽しかった。もう少し宇宙にいたかった」と、初飛行の喜びを語った。
星出さんは着陸から約1時間40分後、マーク・ケリー船長(44)らと地上に降り立った。出迎えた間宮馨・宇宙航空研究開発機構副理事長が「完ぺきでしたね」とたたえると、星出さんは笑顔で「皆さんが支えてくれたおかげ」と答えた。
会見で、「クルーみんなが(きぼう実験室の)広い空間や、窓からのながめを楽しんでくれたことがうれしかった」と振り返った星出さん。少年時代から夢だった宇宙飛行を果たし、次の目標を聞かれると「夢はまだ続いている。月や火星に行きたい」と未来に思いをはせた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080616-00000003-maip-soci
星出彰彦・宇宙飛行士が無事に地球に帰還しましたね。
宇宙飛行士って私達が子供の頃の憧れの職業ランキングには
必ずランキングに入っていましたね。
そのとき幼い気持ちの中に刻み込まれたのは
「虫歯があると宇宙飛行士にはなれない。」
という噂でした。
ところで宇宙飛行士になるためには当然強靭な体力や精神力が必要ですね。
だからそれも本当のことだと信じていました。
ところが最近 宇宙航空研究開発機構 というサイトで 実験室希望の乗組員を
募集していたのでそのページ を見てみました。
そしたら FAQのページにhttp://iss.jaxa.jp/iss_faq/faq_ast_06.html
虫歯があると宇宙飛行士になれないって本当ですか?
答え
虫歯があっても治療してあれば問題はなく、歯に詰め物があっても大丈夫です。宇宙飛行士は、打上げの前に、外れそうになっている詰め物はないか、飛行中に悪化しそうな歯はないか歯科医師に検診を受けます。
なお、以下のような理由で歯の治療はしっかり行う必要があります。
船外活動をするとき宇宙服の中は約0.3気圧に減圧されています。宇宙飛行士はその減圧環境で作業をします。
古い治療でその後虫歯が進行して歯に空洞ができていると、周囲の減圧に従って空洞の中の空気が膨張し歯を内側から圧迫するため痛みが生じる場合があります。やがて空洞の中の空気は詰め物の隙間から抜け、周囲の圧力と同じになります。
船外活動を終了して1気圧の船内に戻ると、虫歯でできた空洞の中は約0.3気圧に減圧されているため、虫歯が押し込められるような痛みが生じる場合があります。やがて詰め物の隙間から空気が入り込み、空洞の中の気圧は周囲と同じ気圧になります。
このように圧力差が異なる環境で作業をするときに、生体の密閉空間は思わぬ症状を引き起こすことがあるのです。