さて続きです。
ガスコンロの火を調整しながら
攪拌作業が続きます。
その間に ビールの味を決める要素の一つである、
ホップ についてです。
ホップは麻科の植物で 雌雄の株があるそうです。
ビールに使用するのはメスの毬花でその中にオスにはない物質
プリンと呼ばれる黄色の粒子が存在し、ビールに香りを付与する物質や苦味を付与する物質はこの中に含まているそうです。
現在は世界各国で栽培されたホップをペレット状にして輸入しているそうです。
ところでこのホップのペレットは独特の匂いと苦味がします。
あまり美味しいものではありません。
昨日は一日中この苦味が記憶されていました。
そして所定の時間が経つと糖化していた麦汁としていないものをあわせて
その後ろ過します。
そしてろ過した液が一番絞り麦汁です。
そして一番絞り麦汁でつくられるのが
ご存知 キリン一番絞りです。
通常はもう一回お湯を入れてろ過したものまで使用します。
そしてろ過したものの麦汁がこれです。
でんぷんが酵素によって糖に変っているためです。
まずはヨード反応ででんぷんが残っていないか確認します。
そして糖時計で計測です。
粉っぽかった麦汁が糖度18度と
メロン並みの甘さに変化しています。
これで糖化という作業は終了します。
この液を煮詰めていくと水あめになります。
これに先ほどのホップのペレットを投入します。
なんだかただペレットを投入するだけなのですが
ビール業界では重要な儀式の一つだそうです。
新工場が出来たときに最初の生産には
社長自らがこのホップの添加を行うという
イベントだそうです。
ホップは苦味、香り、泡に重要であり、また雑菌の繁殖を抑え
、ビールの保存性を高める働きがある重要な役割を果たします。
そして昼食です。
昼食も実習費に含まれています。
敷地内のレストラン2階のコンペンションルームみたいな
ところへ移動です。
キリン横浜ビアビレッジの地ビール
スプリングバレーがグループにピッチャー
が1杯ついてきます。
「かんぱーい」
グビグビってところでしたが
先の日記にも書いたようにホップのペレットを試食したときに
舌にこびりついた 苦味が再度思い出されるような
感じ。
ウーム これは暫くビールは飲めないかも・・・・。
なんて考えているうちに昼休みは終了し
その間にインストラクターさんが作業をしていてくれます。
この実習ですが 1グループに1人専任のインストラクターが
ついてくれます。
そのほかにもウロウロしているインストラクターが色々
教えてくれるのです。
そのインストラクターがランチタイムの間の仕事は代行してもらえます。
そして午後の実習開始です。午後は3回目のホップの添加からです。
ホップは加温している間にどんどん風味は飛んでしまうので
これは最後の風味つけの意味があるそうです。
その後加温したことによる沈殿物を取り除きます。
方法はいたって原始的なしばらく静かに置いておくことで
清澄化を図ります。
そして冷却をして ビール酵母添加です。
今回添加したビール酵母です。
コンタミを防ぐ目的で 生産ラインとは別の種類の酵母を
使うそうです。
そして実習終了です。
まぁビール無料券とおつまみがついてきます。
その後は6週間かけて酵母が糖を分解して
アルコールと炭酸ガスを作ります。
それを瓶つめし11月頭に我々のところに
中瓶20本製品として宅配されます。
なかなか面白い 実習も濃厚な内容の社会科見学でした。







