【ロンドン30日AFP=時事】ロンドンのギャラリー、ホワイト・キューブは30日、英現代美術家ダミアン・ハースト氏(41)のプラチナ製の人の頭蓋骨に無数のダイヤモンドをちりばめた作品≪写真≫が、1億ドル(約116億円)で売れたと発表した。生存している美術家の作品としては、これまでの最高の値段だという。
 この作品は「神の愛のために」(For the Love of God)と題され、プラチナで鋳造された人の頭蓋骨に8601個のダイヤが埋め込まれている。作品の型が取られた頭蓋骨は炭素測定法によって、18世紀の人のものだと鑑定されている。買い手は、投資家グループとだけしか明らかにされていない。
 ハースト氏はサメや牛などの死んだ動物を防腐剤のホルムアルデヒド漬けにした観念的な作品で知られ、「死」が主要テーマの一つとなっている。かつて、2001年9月11日の米同時テロに関して「美術作品のようだ」と発言して物議を醸し、後に謝罪した。6月には別の作品が1920万ドルで売れている。〔AFP=時事〕


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