最近連続して歯科関係の話題です。

昨日放送されていた NHK ためしてガッテン 「死者急増 肺炎の真実」 2月21日水曜日放映

番組URL

まぁ少し誤解を招くような表現がありましたね。

「歯ぐきを磨く」って表現ありましたけど

番組中ではきちんと

「歯と歯ぐきの境目を磨く」って表現でしたけど 頻回に歯ぐきを磨くって表現が。


間違えないでください。 

歯ぐきではなく 「歯と歯ぐきの境目を磨く」ですから。


このような表現は 歯ぐきのマッサージ という表現でも 歯ぐきを磨く方がいらっしゃって

歯ぐきに傷を作って来院される方が時々いらっしゃいます。

これも、歯と歯ぐきの境目を磨けばマッサージ効果は十分にありますから。


しかしながら 番組で紹介されていた 誤嚥性肺炎 。

耳慣れない言葉かもしれませんが 最近かなり注目されています。


そもそも日本人の死因

第一位は ガン (悪性新生物) 約28%

第二位  脳血管障害  約15%

第三位  心臓血管障害 約15%

第四位  肺炎       約8%

第五位  事故等    

          95年厚労省調査より。 (ちょっと古いですけど順位は変りません)

そして最近この肺炎の中でも 誤嚥性肺炎と呼ばれている疾患が増えているのです。


誤嚥とは簡単にいうと むせる ことです。

むせるって現象は 皆さんも経験はあると思いますが、

本来食道にいくはずの液体(飲み物やつば 食べ物)などが気管に入ると

むせますよね。

しかしながら高齢者とかはこの食道と気管の分かれ道にある弁の反応が弱かったり

反応しずらくなったりするのです。

そして口の中にいるバイキン(口常在菌)が気管に入り その中の一部の菌が悪さを

すると肺炎になるのです。

この肺炎のことを 誤嚥性肺炎というのです。


私は医学部附属病院に出向していた関係で院内の誤嚥性肺炎予防にチームとして参加して

院内巡回を行った経験があるのです。病院内で誤嚥性肺炎のリスクが高い患者様

(人工呼吸器装着患者)さんの肺炎予防に認定看護師さんと一緒に巡回していました。


たかが 歯磨き ですが 最近は様々な疾患と 口の中の細菌が関わりをもったりすることが

色々証明されています。


歯医者さんが穴を掘って埋めるだけの いわゆる 土建業みたいな仕事のイメージから

どんどん進化しているのです。

先日の 歯の再生 の話もそうですけど 

どんどん技術は進歩しています。

その最先端の技術に取り残されないように 日々研鑽しなければ皆様に最高の医療を

提供することは出来ません。

勉強の場としては様々な講習会や学術会議の参加が不可欠です。

このような場への参加のための休診に対しては 患者様に対しては非常に心苦しいのですが

遊ぶために休診にしているわけではないのです。


今後とも宜しくお願いいたします。