早いもので開院して2回目年初めを迎えました。

今後も一層自己研鑽を積み 地域の皆様に

大学レベルの最先端歯科医療を提供できるように一層の

努力をさせて頂きます。


年初めにかけて 「齢」という文字の話を。

歯という感じには古くは「年齢」という意味もありました。

昔の人たちはそれほど歯を健康の基本と考えていたのでしょう。


近年 咀嚼(歯で物を噛み砕き 飲み込むこと)が顎の発達だけではなく

脳の発達にも重要な役割を果たすことは常識となってきました。

また脳の発達だけではなく エイジング(加齢)防止や

アルツハイマーの進行抑制などに重要な役割を果たすことも

証明されています。


また残存歯数(口の中に残っている歯の数)が

多いグループと総入れ歯のグループでは、残存歯数の多いグループは

年間にかかる 総医療費(医科 歯科 薬剤費の合計)が総入れ歯のグループの半分以下であるという

統計も出ています。また残存歯数が多いグループは総入れ歯のグループに比べ歯科受診率は高くなっています。


つまり歯の数が多い人達は 内科・外科を始めとする医科にはあまりかからない 

健康的な生活を送る人たちが多いということ。

そして歯科にはマメに通ってメインテナンスをしているということが考えられます。


まさに「齢」の字を分解してみるのと同様に 「歯が命」 なのです。

このような証明は近年多数報告されています。


毎日の健康 そして将来にわたる皆様方の健康という何者にも変えがたい

一端を歯科医師は担っているのです。

このことを再度年初にあたり認識しより一層頑張っていきたいと思います。