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ヘタレカメラマン

教習指導員を本職としながら趣味のエントリークラスデジイチを相棒に写真を撮りまくっています。
出水自動車教習所の裏ブログとしてひっそりバンバン更新します。

経験したくはなかったんですよ、手術や入院なんて。

でも本当に勉強になりました。医師や看護師皆さんのすばらし対応や健康のありがたさ。

 

 

そして病室からの眺めの良さ。

なに言ってるかわからない方は少し長いですが復習からです↓

 

令和ビュー

 

その後を全く書いていないので少しだけお話を・・・

 

術後、痛みはほぼゼロ。

痛みを覚悟していましたがそこはありがたい。

ただ最後のブログに書いたように眼球内にガスを入れたので基本寝るときはうつ伏せ。

これが本当にきつかったんですよ。

こんな感じです。

 

 

ね、イケてる。

やっちゃいけない寝返りをやっちゃいそうな雰囲気バリバリです。

でも安心してください、こんな枕があります!

 

 

ぱんぱかぱーん、「うつ伏せ専用枕」

たまんない。

 

これがどうしても硬さの関係と姿勢からか全身が痛くていたくて。

寝返りって本当に大切。

 

そして私と同じ硝子体手術を行う方に是非知ってもらいたい入院中のスーパーテクニックを紹介します。

 

それはうつぶせ枕の使い方で、ズバリ

 

 

こう並べて寝るのではなく

 

 

こうです!

いやぁ、普通の枕を間に入れるだけでめっちゃ体が楽になるんです。

これはみんなに知ってほしいスーパーテクニックです。

 

という事で5月半ばくらいには無事仕事にも復帰することができました。

目の状態はというと、元の8割くらいは機能している感じ。

これだけ戻ればほとんど支障はありません。

 

ということでたまには普通にブログも書こうかな。

8月19日 隣町米ノ津で行われたお祭りに教習所として自転車シミュレーターを持って参加してきました。

送迎バスに自転車シミュレーターの積み込み。まったくもっていい思い出がありません。

めちゃくちゃ慎重になります。

 

 

準備開始

 

 

教習所オリジナルグッズも販売。

 

 

師匠もバリバリ頑張ってます。

 

 

自転車シミュの動作確認、めっちゃ楽しそうなmegu。

 

 

 

ブロガーaimiが一生懸命作成していました。

師匠は休む暇なくがんばります。

 

 

 

ボンボンが祭りを盛り上げます。

 

 

オリジナルグッズたち。

後ろにバリバリ頑張る師匠の姿。

 

 

祭りの開始は17時。

少しずつ人も増え始めます。

 

 

まだまだ小さく足が届かないので真ん中に足を置くあたりがかわゆす。

 

 

女性がいるとやはり子どもも話しかけやすそう。

 

 

増えてきた。

 

 

 

ハッピ軍団。

さっきまで神輿を担いでいたそうです。

 

 

気づいたら真っ暗。

終了時間の21時に近づいてもまだまだ子どもたちが。

 

 

 

最後の子どもたち。

みんなで応援します。

そしてかなり手伝ってくれた卒業生のK君。

めっちゃ助かりました!ありがとう!

 

こんな感じでまたぼちぼちブログも書いていけたらいいなと。


4:50のアラーム。

目が覚め、左目の視界を確認する。

やっぱり下方1/4ほど見えていない。

夢ではない。

もちろん不安は残るがショックな気持ちは無くなっている。

気持ちをリセットするためにも睡眠って大切だな、としみじみ。


出張はそれなりに慣れている。

23日分滞在できる入院準備を手早く終え、自宅を出発。




6:45発の新幹線。

ホームで目にしたのは50人は超えるであろう中高生の姿。

いや、出水から市外にこんなに通っている学生さん達いるんだ!

とビックリ。


7:10頃には鹿児島中央駅へ。

路面電車でも安く行けるのは知っていましたが、一回しか乗った経験がなく、片目で色々な看板を探すのが意外と辛いためタクシーへ。


タクシー内での会話

「〇〇病院だったらタクシーより路面電車がいいよ」

「え!〇〇病院新しくなったことも知らないの!」


なるほどこういう言葉をお客さんにかけたら不快にさせる事が出来るんだなと勉強。

運転手さん、ありがとうございます。

こういう経験は身をもって体験する事でお客様の立場になる事が出来るなと実感。

今回は勉強の旅です。




そして病院へ、でっかい。きれい。

500万くらい持ってこないと診察してくれないのではないか、と、わけわからない妄想。


病院に着いた頃には見えない部分は1/4から1/3ほどに。

もう生活に支障が出始める感じです。


早速受付へ。

そして眼科へ。

しばらくして診察室へ。


先生は紹介状を眺め、私とやりとり。

「では目を見させてください。」


「なるほど。レーザー治療部分はしっかりとくっついていますが、打撲の影響でレーザーで作ったバリケードを突破してしまって網膜剥離になってますね。」


「この治療は手術しかありません。手術可能かどうか今から全身を検査します。

とりあえず今から入院してもらって手術室の空き具合で手術は午後から、空いてなかったら明日の夕方です。」


そしてレントゲン心電図採血。

さらに眼科で色々な機械で検査と撮影。


再度診察室へ。

「手術可能でした。本日19時より始めます。」


そんな遅くからでも手術していただけるとは、感謝しかありません。


実際はこの時に医師から色々な説明を受けています。

手術の方法、危険性、再発率、手術後の注意点等々。

私が理解できるよう丁寧に詳しく説明をしていただけました。


「質問はありますか」


「痛いですよね?」


「もちろん麻酔を打ちます、その麻酔は眼球の裏側に届くように、目とその下の骨の間から奥の方まで注射で打ちます。7割の方は痛みを感じるようで、痛みでくじける方も。」


想像するだけでくじけそう、


「出来るだけ痛くなくなるように努力しますから。」

「ありがとうございます。」


痛くない手術ってないんだろうな・・・


お昼ごはん食べたら入院手続きです。


看護師さん「入院受付センターで緊急入院って伝えてくださいね。」

「自分は緊急入院なんですね。」

「はい、緊急です。」


否が応でも緊張感が高まります。


そして初の入院へ。


部屋は最上階、窓際、眺めは良い。

手術まで6時間。

考えるのは痛みへの不安ばかり。

看護師さんにも弱音をはき、受け答えは小声になる。

麻酔の注射を打たれるであろう部分を何回も爪でつまみ、痛みのシミュレーション。


ものすごく時間が長い。


こんなになにもすることのない、なにもする事が出来ない時間をもったことは数年覚えがない。

最近読んだ本の事などを思い返す。

だってする事ないんですから。


本の内容を思い返しているとここらで心境に変化が。


前向き、後ろ向き、どちらの気持ちで挑んでも19時から手術は始まる。

なら大切なのは自分の気持ち。

前向きに挑んだ方が精神的に得。


よし、受けて立ちましょう。

ブログネタにしてやる!と思ったのもこの時。

悲鳴あげるくらいの痛みの方がブログネタにみんなが食いついてくれるんじゃないかってね。


そこから看護師さん達との受け答えも変わります。

色々な声かけにも「大丈夫ですよ、ありがとうございます。」と笑顔で返せるように。


そして18時頃には点滴も開始され、手術気分も高まります。

前向き気分MAXなこの頃には、「どんな痛みなんだろう、ちょっと楽しみっふふふ」というマゾっ気たっぷりの感情が出始めます。

踏み入れてはならない領域へきたようです。


ちなみにこのあたりでは視界の半分見えなくなっていました。

時間とともに剥離が広がっていくのが自分でもわかる。


予定より少し遅れた19:30頃に看護師さんに呼ばれます。

「お待たせしました。手術室より呼ばれたのでいきましょう。」

「はい!お願いします!」


一階に降り、手術室に近づくと扉一つ一つが大きい。

手術室もたくさん。

手術室エリアの一つ前のエリアでよく見るキャップをかぶります。

看護師さんが手術担当の方へと変わり手術部を確認して手術室へ。


広い。


56人の看護師さんがすでに動き回り色々準備に忙しそう。

中央には手術台となる椅子がありその後ろには午前中診察を担当してくださった医師が昼間の白衣ではなく手術着で待っていました。


「お待たせ、どうぞ座ってください」


先生、かっこいいっす。


座ると椅子がベッドのように角度を変え、そこから数人がかりで私に医療機器達を取り付けていきます。


医師「では今から網膜剥離による硝子体手術(正確には覚えていませんが)を行います。

よろしくお願いします。」

看護師さん達「よろしくお願いします。」

私「よろしくお願いしまーす!」


私のいう部分ではなかったような気もしますが・・


まずは目薬での麻酔。


これだけでも5回。


そのあと塗る麻酔を眼球に直接塗り込みます。

このおかげか左目の周りがほおの辺りまで感覚がなくなっていくのを感じます。

「では注射の麻酔行きますね」


きたー


ブス、ブス、ぶちち、ぐにに

いで、いだ、だだ・だ?


痛いけど、思ったよりは痛くない。

先生ナイス麻酔。

「痛みはどうでしたか?」

「中くらいです」

「中くらい、いい表現です。」


お褒めの言葉ありがとうございます。

私の左隣の看護師さんは「中くらい??」って呟いてましたが。


あとは痛みもほとんどなく進んでいきます。


硝子体手術とは


当然どんな手術が行われているのか見えません。

でも不思議、目の中でどんな手術が行われているかは見えるんです。

細い管が眼球内を動いて、透明な硝子体を吸い込んだり、ガスが入っていくのが見えたりとっても不思議な光景でした。

このちっちゃな眼球内で色々な手術を行う。

素晴らしい高度な技術の集まりだな、と感動。


ところでドラマなどで手術のシーンを一度くらいは見たことあるんじゃないかなと思います。

「メス」

「はい」

「汗」

「はい」

みたいな。

実は私、手術中何よりも印象深かったのは素晴らしい技術面ではなく


「シャンデリアを9時のところまで落として」

「はい」

「ありがとう」


ってこの指示した事に対して

「ありがとう」

ってお礼を言うんです。


いや、なんて素晴らしいやりとりなんだと。

自分は医師、周りは看護師。お礼に立場は関係ありません。

そういうところにしびれちゃいました。

麻酔より痺れちゃいましたね。


ってしてたら突如ガツンと痛んで、

「いでっ」って動いたら、「絶対動いたらダメ」って怒られまして、

「ごめんなさい、ごめんなさい、すいませーん」

って平謝り。

やっぱりもう少し麻酔で痺れが欲しいっす。


でもシミュレーションの1/20くらいの痛みで済みました。


どれくらいたったでしょう。

「はい、終わりましたよ。おつかれでした。今からうつ伏せ姿勢を開始です。車椅子に乗る時からうつ伏せ姿勢です。」


お、うつ伏せ姿勢!?

ってこんな感じかなと、軽く下を見ると、

「いや、思い切って床を見てください。」

あ、床を見る、なるほど。


網膜を壁に貼り付けるためにガスを利用しています。

眼球内にガスを入れたんです。

うつ伏せになると軽い気体は網膜側にとどまりしっかり押さえ続けることができます。


とりあえず手術台から車椅子に移ったら床を見るためにひどく落ち込んだような姿勢を取ります。

ピンと来ない方は椅子に座ったまま足元の床を見てみてください。その姿勢です。


体は元気なので自分の点滴は自分で押していきます。

車椅子は看護師さんが押してくれますが。

車椅子でひどく落ち込んだ姿勢をとりながら右手でゴロゴロ点滴を押していく姿、写真撮って欲しかった。

きっと暗闇で出会ったらオカルトでしょう。


「遅くまでありがとうございました!」

「今夜は力まないでねー」

「わかりました、本当にありがとうございまーす!」


へんな姿勢でも礼は忘れませんよ。


そして病室へ。

手術が終わって看護師さんに聞いたら20:40という事。

手術は1時間くらいだったのでしょうか。

とりあえず山は乗り越えることができ、人生でベスト3に入る心からの安心を感じることができました。


令和びゅーから無事復帰し、大好きなデスクワークをメインにこなしていく私。

濁りもだいぶ改善され11日少しづつ、でも確実に回復していくのを喜んでいました。


そして4月半ば、お隣水俣市の初恋通り商店街で行われた「はつ恋marche」へ。

出水自教より自転車シミュレータを持って師匠、マッツー、ブロガーaimi、私と4人で参加しました。


いや〜どこに持っていってもインパクトある自転車シミュレータは子供達興味津々。

自転車乗れないって子も練習にはちょうどよし。

自転車乗れるって子には危険な場面を超安全に体験し勉強できる優れもの。

決して子供専用ではなく大人にも対応していて是非みなさんにも体験してもらいたいなぁ。


各ブースも本当に素敵、お昼ご飯はカレーとローストビーフ丼をwで。

実に美味しかった〜(撮影忘れ)


その時の写真です。

開始してからは写真を撮る暇がありませんでしたが。






後半雨が降り昨年より来場者は少ないって事でしたが盛り上がってましたね。


この時から相棒のPENTAX忘れてるので全部iPhoneですが。



んでこの「はつ恋marche」に参加するため前日夕方に自転車シミュレータを送迎バスに積み込むのですが、私のちょっとした不注意が、緊急手術につながることに。


〜はつ恋marche前日〜


「自転車シミュレータどうやって載せようかなぁ。

この車両に載せるの初めてだし。」


と数人でワイワイいいながら積み込んでいました。


「お、1番後ろの座席は倒してはね上げることができるじゃん。

倒して、はね上げて、引っ掛けて。」

「おお〜すごいすごい、広い収納スペース」

「こうなるとこのヘッドレスト邪魔だな、とっちゃうか、

うら、おいしょ、よいしょ、抜きづらい」


ヘッドレストってわかりますか?

座席の頭のところにくる枕みたいな部分です。

枕って言ってもあれに頭をつけて運転するわけではありませんが。

ボタン押しながら上に引っ張れば簡単に抜けます。

が、この時微妙に抜きづらかったんです。


「なんでだろ、よっこい・・」


ぼんっ!


左目命中。

勢いよく抜けたヘッドレストはわざわざ治療まもない左目へ。


と言ってもそんなに強い衝撃ではありませんでした。


「わざわざ左目に当てちゃったよー、あはははは〜」


なんて軽く職員にも話していたのですが、

ぶつけた瞬間から視界の1番下にわずかですが黒い影が見えるようになります。


ひょっとしたら本当に

と、この時から嫌な予感はしていました。

でも数日たったらよくなるだろうという楽観的な思いもあったのです。


「はつ恋march 」翌日は休校日だったため自宅にいました、打った直後視界の1番下に少しだけ見えていた黒い影が、今は視界の1/4位まで広がって来ているのがわかる。

実際は影ではなく単純に視界1/4は見えなくなっていました。


治ると思っていたら広がってきたのです。

不安を感じ病院に直行。


いつもの診察室で診察。

「うーーーーん、順調に回復してたんですけど・・とりあえず詳しい説明は写真を撮って説明します。」


レーザーマシンのとなりの特殊な眼球(眼底?)撮影マシンへ。


グァチャ


「先生、よくない感じでしょうか?」

「はい・・よくないです。かなり・・」


マジか・・


また1分ほど待合室で待つ事に。

強烈な不安が襲い、貧血を起こす。

貧血を抑えるために横になりたいが、となりに座るおばあちゃんに膝枕をお願いしなければならない。

どうにか我慢する。


先生に呼ばれ、1番最初のあの会話。


「こっちの画像が10日前、そしてこっちの画像が今日、わかりますか?この画像の上の方に影がかかってますよね。」


「はい、わかります。」


「これは網膜剥離です。」



「設備が整っている大きな病院でしか手術はできません。

今はもう17時直前。大学病院などは17時で電話が繋がらなくなります。

私たちが今からすぐに入院と手術を引き受けてくれる病院を探します。

しばらくお待ちください。」


そして数分後。


「見つかりました、鹿児島市内の〇〇です。明日の朝8:30までには受付に行ってください。今から紹介状を書きます。

入院準備をしていってくださいね。」


鹿児島の端に位置する我が出水市からは道のり約80キロほど。

行きます。それしか私に選べる道はありません。

もう一つの道、それは失明。

とやかく考える猶予はありませんでした。


「今後の治療頑張ってください。」


先生、本当に、本当にありがとうございました。

せっかくの治療を無駄にしてしまうことになり申し訳ない。

頑張ってきます。


網膜に穴があいた(網膜裂孔:もうまくれっこう)段階で網膜剥離について色々調べていました。

手術方法、費用、痛みなど。

職場には網膜剥離の先輩もおり、その時の話も聞いていました。

網膜剥離になってしまったら辛いな、気をつけよう。


そう思っていた矢先の事。

その日は本当にショックで辛かった。


明日からどうなるんだろう。

不安だけをかかえ布団に潜り込みました。