昔は、運命を信じてた。
彼と、付き合い始めたとき、この人は、運命の人だって、思った。
この人と結婚するだろうなって。小さい時からの苦労もこれでチャラになるんだって、思った。
実際は、違った。
運命なんかない。
彼と一緒にいた五年間。幸せな時もたくさんあった。
半分は、辛かった。
彼が亡くなる前の一年ほどは、辛く、苦しい事ばかりだった。
彼のうつ病との闘い。黙って、支えるしかなかった。自殺未遂を繰り返す彼。
いつ、自殺したら、どうしようって、いつも不安でいっぱいだった。
もう自殺未遂しないと彼は、泣きながら、約束した。
私も信じた。
約束は、簡単に、破られた。
結局、私が全身全霊で支えていても、駄目だった。自殺してしまった。
運命なんかない。
一生懸命やっても報われないんだって、絶望した。
彼が、生きてる時も、辛く苦しい日々だった。
でも、幸せな時もあった。
彼が自殺して、もっともっと、辛く苦しい日々だった。
彼は、これを望んでたのだろうか。
この辛く苦しい運命を変えられる力があればなって、いつも思う。
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