さて。

 

11月2日のブログで「城戸賞の一次通ったぁ!」と書きました。

これはつまり“自慢”です。

運が良かった自慢”です。

 

なぜ「運が良かった」と敢えて言うのか。

城戸賞の審査についての僕の考察を述べる事とします。

 

 

 

まず。

応募総数は424編です。

これを全て1人の人が読むのは到底不可能です。

必ず何人かで分けて読んでいるはずです。

 

例えば

424編を22~23編ごとに19のグループに分けて

若手プロデューサー19人が読む。

読んだ人は与えられた中から2次審査に進む2編を選ぶ。

だから通過するのが38編。

そんな感じだと思うんです。

 

 

で、この1次審査では、まず

1)応募規定に沿っているか

2)脚本の体をなしているか

でふるいにかけ、

残ったものの中で面白かった順に順番をつけ

上位2編が2次審査に進む

てな感じだと思います。

 

 

ここで問題になるのがグループの分け方です。

恐らく到着順に適当に区切っただけ、とかだと思うのです。

だから

ひとつのグループに最終審査に残るような面白いものが

5編とか入っちゃったら、

上手く散らばれば最終審査に残ってたはずの

3編は脱落してしまうのです。

 

逆に

本選へ通過するレベルのものが一つもないグループでは、

本来なら通過しようもない駄作でも

2編は選ばなくてはならないので

通過してしまう可能性があるのです。

 

恐らく僕のは後者でしょう。

この辺が「運が良かった」と思う理由です。

 

 

 

 

ついでに、2次審査以降も考察してみます。

 

2次審査では審査対象はたかが38編です。

その気になれば、一人でも読める量です。

ですが恐らくここも

19編ずつの2グループとか

9~10編ずつの4グループに分けて

複数人の中堅どころのプロデューサーが選んでいる

と思われます。

恐らく、同じグループを何人かで読んでいるはずです。

 

で、話し合い、もしくは投票で

予備審査へ進む上位20編を選んでいるんじゃないかと思われます。

 

だとすると

ここからは“運”ではなく実力が物を言います。

だから僕のは通過できなかったのです。

 

 

 

 

んで、次の予備審査では

複数人の偉いプロデューサーが20編を全部読み、

話し合い、もしくは投票で

本審査へ進む上位10編を選んでいる

と思われます。

 

完全に実力勝負です。

 

 

 

 

本審査では

有名脚本家さんや、映画会社の重役クラスの人が

10編全部読み

話し合いで入賞、準入賞、佳作を選びます。

ここだけは揺るぎない事実です。

 

 

 

 

 

さあて。

話は1次に戻りますが、

1グループに面白い脚本が5編偏ったとしても

本当に面白い作品なら難なく1位2位通過するわけです。

 

仮にその5編がうまくばらけていたとして

のちのち予備選とかで出会えば

結局必ず通るのは

5編偏ってた場合に1位2位通過した作品になります。

 


カラオケバトルを例にとってみましょう。

予選でA、B、Cのグループがあって、

AグループにU-18四天王が3人集まっちゃったとします。

恐らく99点台後半の争いで1人の四天王が勝ち進みます。

B、Cグループは98点台くらいの人が勝ち進みます。

でも、結局決勝ではAグループを勝ち抜いた四天王が勝ちます。

 

仮にA、B、Cのグループに上手く一人ずつ四天王がばらけたとすると

各グループを99点台後半で勝ち進むのは四天王です。

で、決勝で3人の四天王が競っても

結局決勝ではAグループを勝ち抜いた四天王が勝ちます。

 

 

つまり、受賞するような作品は、

1次でどのグループにいようがトップ通過するはずなので

“運”など関係ないのです。

 

と言うことは

本選へ進んだ10編以外は、

1次とか2次とか予備選とか、どこで落ちたかは関係なく

本選の10編より面白くなかっただけなのです。

 

辛い現実ですが受け入れざるを得ません。

 

 

 

 

ただし

1次の通過だけは

多分に“運”の要素が影響すると考えられます。

 

とはいえ

1グループ22~23編の中の1~2位じゃなきゃ通過できないのも事実で

少なくとも僕のは

そのグループの22~23編の中のじゃ1~2位の面白さだった

という事です。

 

 

あ。

やっぱりただの“自慢”かw

 

 

 

さてと。

いよいよ本気で次のステップへ進もうか…。

 

 

 

 

 

 

 

 

※あれぇ? 次のステップってどこだぁ?

 

 

 

 

 

 

この脚本が

やしの木 Peppermint Film Workers since 1984 やしの木

で自主映画にできる日を夢見て。