私が、幼稚園の先生をしていた頃
担当するクラスでは
「パワフルパワー」という
歌を気に入って流していました。
元気の出る歌で体が自然に踊りだす歌です
私のクラスには
のびた君とジャイアンがいましたので
ジャイアンがパニックになった時に
少しの時間 冷却させる必要がありました。
心を動揺させる場所から
違う場所へと連れて行きたいのです。
のびた君は
自分は何でできないんだろう?
自分はダメなのかな?そうして
落ち込む時がありました。
そこで、
ダンボールの家をクラス全員で
作りました。
その家の名前は
「パワフルパワー」
私は、子供達にコウ説明しました
「この家に入るとパワフルパワーが
つきます。困った時、悩んだ時、怒った時
この家に入ると元気になります。」
そう伝えました。
すると、まずはじめに
ピアノの発表会の前日
とてつもないプレッシャーに
押しつぶされそうになっている女の子が
入りました。
次の日、その女の子はみんなに言っています。
「パワフルパワーに入ったらすごいよ~
何でもできるようになるよ~
ピアノが上手になるよ~」
4月の不安定な時期からはじめた
1学期の間だけの
「パワフルパワー」の家でしたが
のびた君が一人でいたい時に、そして
ジャイアンを落ち着かせる時に
使いました。
2人とも家から出てくると
笑顔でした。
そして、出てくる人に他のクラスメイトが
かける声は、
「すごーい、笑ってる~」でした。
教室でない、
自宅でない、
自分が落ち着ける場所が
あると良いですね。
発達障害の子だけが
「パワフルパワー」に入ったのではありません。
クラスメイト全員がお世話になりました。
そして、何より私自身が一番
「パワフルパワー」に入りました。
私が出てくる時に
子供達が微笑んでいました。
万人に必要な教育です。
万人です。