話は過去に戻ります。


お盆前に彼の様々な疑惑が浮上して私の精神状態は穏やかではなかった。

これまで以上に彼の些細な行動に敏感になった。


連休は必ず一日は音信普通になる。

今までもそうだったけど、彼は私に何かを隠してるという疑惑がドンドン大きくなった。


連休の晩・・・私はひとつ賭けに出た


うちに車を置いて飲み会に出かけた日。翌日は日曜なので会えないこともわかっていた。おまけに月曜はゴルフからの息子と映画に行くらしい。


つまりは・・・夜はいるけど放置。


飲みに出ているのは知ってる。あえて私は「私もラーメン食べたい」とメールしてみた。


絶対私は、言わない。

自分から誘うのは好きじゃないあせるプライド高いと言われたらそれまでだけど忙しいのは彼のほう。

私を気にかけてくれるつもりなら、わがまま言わなくても彼が言ってくれるって思うから。


でも他の女みたいに飲みに出てるの承知でメールした。

私の予想は無視されて彼が帰宅。或いは「メールに気づかなかった」と言われるかだと思ってた。


すると・・・「今タクシーで家まで向かってるぞ。そのままお前を拾うから準備できたら降りて来い」

と電話が携帯



びっくり目目


あんまりおなかも空いてないガーン


でも誘ったのは私。あとに引けなくてタクシーに乗った。


「お前はわがままだな。ラーメンとか言うから連れて来てやったぞ。」


私は瓶ビールを2本飲み干し(その前もうちで飲んでた)ラーメンすすりながら・・・・

今までの不満を彼にぶちまけた。


「私はいっつも我慢してるのにほったらかし。映画だって夏にあなたが誘ってくれたから、いつ行けるかとても楽しみにしてた。なのに私とは行かない・・・・今日は飲み会、明日もどうせ会えないんでしょ?

ラーメンに行きたいってわがまま言えば連れて行ってくれるけど、もし言わなかったら??わがまま言う人たちにみんな時間取られちゃって私はほったらかしなのが、悔しい・・・」


ホントのホントの本音だった。

だんだん悲しくなってくるわ、酔いが回ってくるわ・・・・いつもの私じゃなくなった。


「それに・・・言わなかったけど、かばんにカードが入ってた。なんでそんなもの持ち歩くの?

彼女とのこと、何も言わなくなったから終わったと思ってたのに、まだ連絡あるのね。会ってるんじゃないの?鍵だってずいぶん前に返したと言いながらホントは返してないでしょう??」


私は地雷を踏んだ。


「カードはね・・・勝手に見たのはごめんなさい。鍵を探してるときに発見したけど・・・中身を見てしまったのは悪かったと思う。でも悲しくて悲しくて・・・・なんでこんなの見ちゃったんだろって1ヶ月ずっとあなたに言えなかった。最近、私にとって悲しいことばかりあって・・・二人で楽しく居たいから・・・・

こんな気持ちであなたに申し訳なくて・・・

でも見ちゃった以上、私は悲しくなるでしょ?

そんな風にしないようにSも上手にしてほしい。分かり易過ぎるから・・・・お願いよ」


私は泣きじゃくる。


「映画は前から息子と約束してたんだよ。わかるか?息子だぞ?

それにカードのことは俺は忘れてた。そんなものがあったのか?

お前と居るときが一番落ち着くんだよ・・・・お前は俺のことが嫌か?お前が一番かわいい。」


彼女のことに一切触れない彼の言葉に私は反応した。


「彼女とまだ連絡してるの?終わったんじゃなかったの?」


「もう別れてるんだよ!」と彼は言いながら、勘定の準備を始めた。


お店を出るなりタクシーを拾おうとする彼を私は制止した。


「ヤダ・・・歩くの!!」


おうちまでは10分くらい。泣きながら私はいろんなことを彼に尋ねた。


「私・・終われそうとは聞いてたしその後のこと、何にも言わないから安心してた。今までは何でも話してくれたのに、なんで?別れられないの?」


「終わってるんだよ。ルーが何も聞かなかったから答えなかっただけ」


「ウソ。それは言訳だよ。どうして?なにか弱み握られてるの?」


「何にも。ただ・・・今までの時間を返してくれとか慰謝料払えとか・・・・ずっとそんなことばかり言ってる」


ん?言ってる???私は突っ込む


「やっぱり連絡取ってるじゃない・・・・あれだけ相談してきたのはなんだったのかな?私はいい気分しないって分かってるよね?」


モウヤダ・・・・・


「わがまま言わずにいい子にするって約束していい子にしてるのに・・・・どうして私がこんな気持ちになるの?日曜日も会いたくても我慢してるの!」


うちに帰ってからも彼の背中で鼻水まみれの涙をたくさん出して泣いた。

彼は・・・・怒ることもせず・・・ただただ私を見守ってくれた・・・


彼の背中が何故だか切なそうだった。


「お前と居る時間が俺の一番の穏やかな時間だよ・・・・」


朝になって彼がそういって私を抱いた


「お前が最高にかわいい。一番いい女だ。俺はお前のものなんだぞ。お前は誰にも負けない」


彼は私があんまりにも拗ねるから、ゴルフの練習を返上して一緒に居てくれたらしい。


夜は飲み会と言ってたけど・・・・やっぱり飲み会の後に来てくれることはなかった・・・・・

日曜の夜が過ぎ、月曜日の朝。

ゴルフの前に彼がウチに来た。


けれど・・・彼はひどく疲れていたようで・・・私を抱けなかった。


初めてのことだった。


彼の様子がおかしい。


私の直感は・・・現実になった。