昨年は完全に私が彼のペースに合わせていた。


そうすることが一番いいと思ったから。

当時はあの女の正体を見破ったりしていないけど、なぜだか漠然と「今はこの状態でいい」と納得していた。


彼は「自分が今晩何をするのか」「週末はどう過ごすのか」


という情報を私に伝えることをしない。



私が仕事に行き、帰宅する。ずっと結婚していた習慣もあり、夜に友達と会うこともなかった。

彼はそれを知っているので、夜は家にいることが多いことを知ってる。


「束縛」はしたくないし、言わせたくもない。

できることならば、彼が自ら話してほしい。私はずっとそう思っている。


だから何も話してくれないことはホントに寂しかった。

寂しかったけど、会えば何も説教せず、会えたことを喜ぶ。それだけを繰り返した。



そうするうちに、彼が連絡しなくなる日はほぼなくなった。会えない日は、「会えない」と彼から事前に連絡が来るようになった。


それでも突然音信普通になるときがある。

心配で「今日は連絡ないね!気づいたら頂戴」とだけメールする。


けれど翌朝まで音信普通になったことが過去3度くらいある。


翌朝突然彼が来る。

「ごめん、連絡もしないで」とだけ、彼が言う。


言いたいことはたくさんあるけど、女の嫉妬もたくさんあるけど、

言ったところで追い詰めるだけ。


「連絡がないのはルール違反。私も心配するよ。だからお願い」


とだけ伝える。


どこに行ってたの?なんでくれないの?


聞きたいよ。でもね、なんとなく、理由は察していたし、聞いても私の昨晩の思いが消えるわけじゃない。

だから、連絡しないのは、相手を心配させる行為なのだということだけ伝えた。

そして、信頼関係で成り立っているのだから、ルールがある。これはルール違反だと。


私たちの場合、毎日のように一緒にいるのが日常だから、連絡がないことはイレギュラー。

それぞれの付き合い方でルールは存在すると思います。



彼はごめんと言ってきた。


2回目に音信不通になったときは「今日は会えないのね。心配になるから、気づいたら連絡して」

と伝えた。


翌朝「心配させてごめん。」とメールがきた。その夜に「どこかで事故にあっても、私はそれを知ることができないよ。だから連絡だけは一言でいいからして」とお願いした。


3回目はジム帰りに来る連絡があったにも関わらず、その日は会いにこなかった。

そのときはさすがに私も腹を立てた。

「一度うちに帰って洗濯してたら寝てしまった」と見え透いたうそをついたからだ。

ジム帰りに自宅へ帰るなんていつもなら彼はしない。


「約束を破るのだけはやめて」と。


全部Hに会っていたことを私は知ってる。

Hの前で携帯は取れない。


こうして彼が音信普通になることはなくなった。

「連絡がないのは相手を不安にさせる」ということに彼が理解してくれたのだと思う。


そして私が狂ったように電話をしたりメール攻撃をしないこともわかったのだと思う。

私だって悲しかったけど、悲しい原因を突き詰めたら「連絡がないから」。

そこだけを冷静に伝える作業は辛かった。でもこれでよかったと今は思う。


彼は自分を好きでいる女性がすべてHの様になると思っている。

自分が非難されたと思ったら、心に壁を作って、相手の話を一切聞こうとしない。

そうやって彼女と接してきたから。


だから私がヒステリーになると、「なぜ」ヒステリーになったのかを考えるのではなく、

ヒステリーになった私そのものの「存在」を否定する。


この現象は今もある。だから冷静に、彼になぜ私がこうなったのか、説明する必要がある。

納得してくれるまでの時間が最近は早くなった。



彼が自分を守るためにしてきたことだけど、相手の気持ちを考える習慣がなかったのは仕方ないけど、

当時はホントに私が一晩中泣いていたな・・・・