外食「値上げ競争」号砲 <日経MJ・12月22日・トップ記事から> | コンサルタント戸田浩司のブログ

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外食「値上げ競争」号砲


吉野家ホールディングス(HD)が300円の並盛り牛丼を
380円に値上げしたのは実に衝撃的だったようだ。

新興国の経済成長や円安を受け、食材価格が高騰しているためだが、

「品質とブランド」を守る先手であったが、人手不足も続き、

コスト上昇要因は事欠かなかったようだ。

値下げ競争から一転、顧客離れのリスクを抱えながら、成長も目指す

“値上げ競争”が始まったようだ。



1217日午後3時、吉野家HDの牛丼店「吉野家」の牛丼並盛りは380円と

80円値上がりしたようだ。
消費者の受け止め方は、驚きの声や評価する声など様々なようだ。



「牛丼並盛りはいくらまでなら食べるか」と日経MJが尋ねたところ、

最高は500円、最低は300円で、10人の平均は404円だったようだ。

ゼンショーホールディングスの「すき家」と

松屋フーズの「松屋」の利用者それぞれ10人にも聞くと、

すき家は406円、松屋は399円と、ほぼ同水準だったようだ。

現在の牛丼並盛りの相場は400円が限度なのかもしれない。

吉野家の社内で相当の時間の会議と検討を重ねた結果、

380円という価格になったようだ。

2015年の牛肉調達コストは2014年比100億円ほど膨らむ見通しのようだ。

80円値上げしても現在の売上高に占める現在料比率の37%を越えてしまい、

コスト上昇分は吸収できないようだ。

「牛すき鍋膳」というヒット商品もあり、

思い切った値上げに踏み切れたという事もあるようだが、

客数の推移が今後気になる点だ。



<ヒント>

最近、飲食店の値上げのニュースをよく聞く。

ラーメンの幸楽苑は低価格ラーメンの販売を徐々に中止してゆくようだ。

最近の円安の影響、人件費の高騰、

行き過ぎた価格競争の反動といえるかもしれない。
「食」は日々消費するもので、

消費税アップの前に買いだめしておくようなモノではない。

「価格競争」から「価値競争」へ大きく転換するチャンスだと思う。

安さで選ばれるのではなく、価格と見合う価値、

価格以上の価値で選ばれる時代だ。

消費者の目線は年々厳しくなってゆく。

そんな厳しい目にも選ばれる商品・サービスを作る事が、

店舗のチカラになり、強みになってゆくだろう。

「値上げしても選ばれる」を目指し、達成してゆく事が強い企業を作る。

同時に日々コストダウンの努力も必要だ。

消費者目線との勝負だ。

いまの日本が忘れている、大切な商売のキモだ。

これからが楽しみだ



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