ひとまずJリーグが開幕し浦和が勝ったとの情報に胸を撫で下ろす
ファーストステージ?
重要なのは年間の勝ち点
1年間で最も多い勝ち点を積んだチームが今年最強のチーム
2ステージ制は必ず失敗しろw
選手にいい影響を与えず
クラブが潤うわけでもなく
オリンピックもワールドカップも出場できない時代がまたやって来るぞ
そんな訳でサッカー選手になりたかった
大嫌いな三浦知良選手が現役でしかも日本代表を目指している現在
過去形にしてはいけない
サッカー選手になりたい
KINGカズがまだ現役のピッチに立っているなら少なくともサッカーを志す人間全ては
プロのサッカー選手を
ブラジルのピッチに立つ日本代表を目指さなくてはならない
今日帰りのバスの中で「J's THEME」を聴いて涙が零れた
毎年Jリーグの開幕の時に聴く度涙を流す
中学校1年の秋
新人戦のピッチで相手のウイングと競り合いボールをキープしたところで
右膝に痛みを感じた
とにかく味方へつなごうと縺れる足のままパスを出すと
スピードを制御できない相手のウイングが体重を預けてくる
一瞬の出来事だった
痛いのは右膝なのに左足に力が入らない
ピッチの外で横たわり体中を駆け巡る痛みを整理していた
「戻らなきゃ・・」の意思とは別にビブスを纏うチームメートが駆けつける
僕の足はほんの少し左足が長い
切れずに伸びた靱帯は完全には元に戻ることなく
時折「忘れちゃダメだよ」の合図のように痛む
普通に学校生活は送れるようになったけど
何故か怖くてサッカーグラウンドには戻ることが出来なかった
横たわった時に見たピッチの白線
中で転がるボールが小さく見えた
ピッチの中の声は遠かった
生まれて初めて「もうダメかもしれない」と感じていた
受験勉強の合間に密かにボールを蹴っていた僕は重大決心をした
県下でも強豪と言われ全国優勝も果たした私立高校への進学とサッカーの再開
膝は体重を掛けて動いてもきつめのサポーターを巻きながらなら
痛みはそれほど影響しなかった
当然推薦などされるわけなく一般入試の願書を準備し
受験勉強に勤しむ僕と家族を襲ったのは母親の発病だった
入院生活が長引いたらこの先家族がどうなっていくのかわからない
だけど受験だけはさせてほしい
家の近くの学校を本命に変えることは出来ないか
担任の先生にも相談し
あらゆる可能性を探りながら第一希望の変更を取り敢えず受け入れ
また遠くなったピッチを思い出して「もうダメかもしれない」と感じた
家から自転車で10分で通える高校に入学し部活動は文化系の幽霊部員
黙々と家事に精を出す高校生
それが僕だった
サッカーは諦めてはいなかったけれどピッチの中に入る機会はそうそうなかった
Jリーグが始まり僕はゴール裏に立った
ピッチの外にある声をピッチの中に届けたくて雨の日も雪の日も
台風接近の報にも立ち向かい声を張り上げた
「もうダメかもしれない」とあの白線に感じた距離感を少しでも縮めたくて
「まだきっと叶うはずなんだ」ってずっと自分に言い聞かせながら
三浦知良選手のゴールに肩を落とした
僕のような40代が持っているサッカーに対する飢餓感を
きっと今の若いゴール裏の世代は理解できないと思う
だから五輪やW杯のアジア出場枠を「2」にしよう
ヒリヒリするような世界大会の予選を経験しなければ
今の日本サッカー界にあふれる飽食感を払拭できない
体の節々が悲鳴を上げても三浦知良選手が現役のサッカー選手である限り
僕はサッカー選手を目指すことを諦めない
まだ夢の途中
文句は言わせない
だから今の会社に文句ばかり言ってるんですね
と言われたら否定は出来ない