国境のニュースを見るたび、胸が痛い。


あの場に連れてこられた子供たち、ただただ大人たちの判断に従っただけであんなことになってしまって、来週からは更に気温が下がる見込みだし、もう本当に、かわいそうでかわいそうで泣けてくる。


でもポーランド(というかEU)だってかわいそうだからって「はいそうですか」と入国させるわけにはいかないし、とにかくもう、なんであんなことになったのか、なんで彼らがあんな状況に置かれなきゃいけないのか、私一人で胸を痛めても仕方ないのだけど、せめて何もわからず連れてこられた子供たちの衣食住だけでも、整えてあげられたらと思いつつ、何もできない状況に、そして綺麗事じゃ何も救えない現実に、項垂れる。




なんだかオリンピックが終わってからすぐまた世界中で色んな諍いが表面化してしまって、ほんの数ヶ月前は「スポーツを通して世界平和を!」みたいな空気だったのに、熱の冷めやらぬうちからあっちでドカンこっちでズドン、あげく欧州ではまたコロナ地獄も始まったし、このカオスな世界情勢は、いったいどこに向かっているのか。


「ペンは剣よりも強し」なんて戯言に過ぎないこと、そしてあまり品の良い表現ではないけれど、「国ガチャ」の残酷さを、まざまざと見せつけられている。


せめて今の子供たちがそれぞれの国を動かす歳になる頃までには、もう少し世界各地の争いが解決していますように。



と、願う事しかできない無力感。