サッカー日本代表。
Abemaでライブ観戦しましたが、延長戦の末にPK戦で敗退となりました。
8強の壁は厚いですね。
まずは何よりも選手の皆さん、お疲れ様でした。
それから森保監督含めたスタッフの方々もお疲れ様です。
環境が酷評されているカタールに、W杯観戦のためだけに、おそらくは人生において最初で最後の旅行をしている日本人サポーターの方々もお疲れ様でした。
多少眠くはありますが、自宅でTV観戦しているだけの僕なんてのは単なるにわかファンですねｗ。
試合を振り返りましょうか。
スタメンはまあ予想通りでしょうか。
僕の希望とは異なりますけど。
もっとも残念なのはいつも通り当たり前のように左WBの先発に長友を起用したこと。
働いていないとは言いませんが、サイドを駆け上がってもその後の中央へのクロスの精度が低すぎて完全に無駄。
得点のにおいが全くしないんですよね。
少なくとも攻撃面に関しての期待度は三笘100で長友0です。
中央に背の高いポストプレイヤーがいるとか、更に2列目にセカンドボールを拾うのが上手いというか嗅覚の鋭い選手がいればとりあえず放り込むっていうのでもいいんですけど。
それこそこの日の相手だったクロアチアのようにね。
久保が体調崩してベンチにも入れなかったってこともあるかもしれませんが、堂安の先発は期待を感じさせるものでしたし、実際良いプレーもあったと思います。
惜しむらくは試合終了までプレーできなかったことでしょうか。
PKキッカーとしては期待できる存在でしたから。
前田は今日も良く走っていたと思います。
それこそ得点のにおいは全くしないんですが、ちゃんとご褒美がありましたね。
後半終了間際でしたから、本来は良い時間帯でのゴールだと思うんですが、僕個人的にはちょっと早かったかなあと。
0-0で乗り切って後半頭から三笘投入で1-0で逃げ切るって方がよかったんで。
そういう意味では久保は残念ですね。
彼を前半に使って、堂安は三笘との後半同時投入って方がスペイン戦の成功体験もあり雰囲気も良くなったような気がします。
ケガが原因でもないですしまだ若いのに。
まあでも残念っていうよりも心配ですね。
守備陣で言うと両ボランチはよく頑張っていたと思います。
CBではちょっと冨安が僕的にはイマイチだったかと。
一度ヒヤッとする場面を作ってしまいましたし、失点シーンも彼がマークに付くべきプレイヤーのヘディングゴールだったように思います。
伊東では身長的にミスマッチがありますから。
そういう意味ではこの時点で右WBが体格の優れる酒井だったらまた違ったかもしれませんね。
まあ結果論ですが。
冨安に話を戻すと彼はやはりSBで起用してほしかったなあと。
長友の代わりにね。
その長友は前述の通り役に立っていると思いません。
ベンチでの盛り上げ役選任で良かったと思うんですけどね。
逆サイドの伊東の方は相変わらず凄いというか。
前田の走力がものすごいと評価されていますが、彼は試合の半分強くらい。
120分フル出場で走り続けている伊藤の方を僕は評価したいと思います。
この試合もそうですが、今大会での日本代表MVPは彼にあげたいですね。
途中から右に入った酒井ですが、彼は先発で行けなかったのかなあ。
そうすれば伊東を別の方法で使えたのに。
それは後述します。
鎌田はグループリーグより状態が上がっているように見えましたが、求めるレベルとしてはこんなものではなかったはずです。
彼がトップ下として期待通り機能していたら4バックのオプションももっと使えたはずで、良いか悪いかは分かりませんが別の結果もあり得たと思います。
堂安はまあよくやっていたと思いますね。
セットプレーのキッカーとしても彼の方が意図を感じられるボールを蹴られていましたから。
前田はいつも通りですね。
よく頑張ったご褒美があったと思います。
でも、途中交代の浅野も含めて足元の技術が絶望的にないというか。
はっきり言って下手くそですよ。
闘莉王風に言うと「ヘボ」ですかね。
コンディションが悪いのか、途中交代なのに浅野は下位互換なのかと思っちゃいましたしｗ。
ノイアーから浅野が奪ったゴールは100回に1回どころか1000回に1回レベルと書きました。
ですが、もう一回考え直しました。
まずトラップが1/100、相手に競り勝つ結果となった2タッチ目が1/10、で最後ノイアーからのゴールが1/100（もっと低いかもｗ）で、単純計算すると10万回に1回の奇跡だったんじゃないかとね。
まあそれくらい同じ人物とは思えない出来だったということです。
そこで出てくるのが走れるうえに技術もある伊東を1トップで使うという案。
試合頭から使うかは別として、面白いプランなんじゃないかなあと。
これは前述のように酒井が最初から行けることで成り立つプランですが。
三笘はやっぱりもう少し見たかったですね。
相手にケアされてましたから難しかったですけど、逆に言えばそこを意識させて他のパターンで点を取るというか。
そういう意味では堂安が引っ込んだのはやはり残念です。
南野は何かイマイチですし、どちらを先に使うかは別として、やはりここに久保が欲しかったです。
PK戦になった時点で正直無理だなと思いましたが、あそこまで差がつくとはね。
一番手が南野って時点で何かいやな予感しかしなかったんですが、ストップされ。
試合後号泣していましたが三笘も続けて外し。
逆にと言っては何ですが、浅野が決めて（失礼ですねｗ）。
まあこの流れじゃもはやどうしようもないですが主将の吉田が外してジ・エンド。
PKになったせいもありますが、最後にGKについて。
そのPKに対する優劣については分かりませんが、シュミットだったらどうだったんでしょう？
失点は全てGKのせいだみたいな素人くさいこと（素人だけどｗ）を言うつもりはありませんが、権田は全4試合で1点ずつ失点して計4失点。
ドイツとスペインが含まれているんだから上出来だって見方もできますけど、どうだったんでしょうね。
コスタリカ戦の失点はジャンプのタイミングが合わなかったことを自ら認めていますし、スペイン戦のヘディングは失点を防げたかはともかく触ることくらいはできたんじゃないかという思いもあり。
本当はコスタリカ戦でシュミットを使ってみてほしかったんですが、その前のドイツ戦で権田がMOMに選ばれて使う機会を失ってしまった感じなのかもしれません。
単純にね。
登録上の数字でシュミットの方が10㎝も背が高く。
PK戦となればこれだけで相手にとって脅威なわけです。
197㎝というとノイアーよりでかくて、あのファン・デル・サールと同じ身長なんですからとんでもないですよね。
PK戦まで想定していたかというとそうではないんですが、それを抜きにしても使ってみてほしいということで僕の希望スタメンにはシュミットをファーストチョイスにしてました。
延長になると6人目の交代ができるとあります。
もう一人交代できたんならGKチェンジってな奇策（？）を使ってみても良かったんじゃないですかね。
と言うか、ほとんど試合に使われることのない第3ＧＫにＰＫ専業ＧＫを選んでおいてもいいんじゃないかと思うくらいです。
専業は言い過ぎとしても明らかにＰＫストップ率の高いＧＫっていると思いますから。
繰り返しますがPK戦になった時点で厳しいと思ったわけですから、やはり1点返されてもいいように2点目をもっと取りに行くべきだったってことなのかもしれません。
その結果点を取られて同点になってもそれはそれで開き直れるというか。
前回大会のベルギー戦の様に逆転されたわけではないですが、先にリードを奪った状態を守り切るのが上手くないというか経験が少ないんでしょうね。
実際に試合で経験するのは難しいし、メンタルトレーニングみたいなことで強くなっていくしかないのかなあ・・・。
PKで言うと。
勝つイメージの無い侍ブルーに対して、同じW杯の、しかも決勝の舞台で王者アメリカを相手にそれをやってのけたなでしこジャパン。
改めて凄すぎですね。
そうそう最後に。
PK戦で敗退という結果は動かせないものとしてのお話ですが、外したのが3選手で本当に良かった。
これが一人だけ外した結果でのものだったりしたら本当に気の毒です。
GKの権田選手含めて胸を張って帰ってきてください。