誰ですか、アギーレって??
何か法律事務所のような名前ですが。

まあそれはさておき、次期日本代表監督が決まった時点でしようと思っていた日本代表のブラジルワールドカップの総評を。
結果についてはいまさら論じるまでもなく、ご存じのとおり一勝もできずにグループリーグ敗退という結果でした。

最大の敗因は本田圭佑という王様を作ってしまったこと。
何だかんだでこのチームでは結果を残している選手ではありますが、であるがゆえにと言うか腫物に触るような存在になってしまったんだと思います。

さらに言えば。
この王様をひたすら奉って心中するというのであればそれはそれでブレていないわけですから選手もやりやすかったのかもしれません。
ところが、本番直前になってこの王様を敬いもしない大久保という選手を招集してしまいました。
スーパーサブ的な扱いかと思ってたらかなり重宝してしまう始末。

これではこれまでの4年間は何だったの?と王様とその下僕たちは思うわけです。
個人的に大久保が入ること自体は賛成でしたが、もっと早くから呼んでなじませるべきでしたね。
言い換えるなら、本田に「お前あんまり調子に乗んなよ」ともっと早い内から言わせる必要があったんじゃないかと。

さてさて。
4年後のロシアW杯に向けた新チームの監督はメキシコ人のアギーレとか。

まずはこれは誰もが言っていることですが今大会の反省もせずに次の監督を早々に探す意味がどこにあるのか?
代表強化の責任者が協会の会長なのか、専務理事なのか、あるいは強化委員長なのか、誰に責任があるのかわかりませんが、そいつはザックとともに去るべきでしょう。
新チームにはGM的なポジションを設け、監督の人選を含めちゃんと責任を取らせるべきです。

人気監督を抑える必要があるのなら急ぐ意味もあると思うのですが、このアギーレって人はそこまでの人なんですかねえ??
前にも言ったように日本代表を率いるのは日本人監督がベストだと思いますし、そうでなくとも日本でのプレーや指導の経験がある人が望ましいという様に僕は思っています。
そういう意味では、急いで抑えないといけないとしたらベンゲルくらいしかいないんじゃないでしょうか?

今回のザックもそうでしたが、クラブチームでいかに輝かしい実績を残そうとも代表チームの指揮能力はまた別物という考え方もあるようで。
確かに求められる能力が違う気もしますんでその意見には同意しますし、そういう意味で各国代表での指導実績を基準に選ぶというのは納得です。

でもね。
だとしてもと言うか、だからこそアギーレの戦績が気になります。
メキシコ代表を2度、W杯ベスト16に導いたんだとか。
でも、日本はそこをもう既に達成しているわけですよ。
それに見方によっては日本より能力的に優れたチームを率いながらそこどまりと言うか。

反論を恐れずに言いますが、日本がワールドカップで優勝する日なんて永遠に来ないと思います。
それを口にする連中はある意味では尊敬しますが、反面呆れてしまうような面も僕は持っているわけで。
自論ですが、日本から野球が消えて無くならない限りあり得ないと思います。
日本の運動的才能者の全てを結集してやっとあり得るかなあ?というレベルだと思っています。
とにかく、現実的な目標を立ててそれを実現可能な指揮官にチームを託すのが良いと思います。

そういう意味では日本代表の次の目標はやはりこれまで成し遂げていないベスト8ということになります。
となれば、そこを経験していない上に日本と何のつながりもないような外国人監督を招聘するというのは全面的に反対ですね。

今大会で言えばイタリアやイングランドのように、優勝経験のあるチームでさえグループリーグを突破出来ないことが普通にあるわけです。
正直に言いますが、日本にとってワールドカップというのはオリンピックに近いと思っています。
出ることに意義があるというかね。
だって昔はずーっと出られなかったんですから。
本大会はあまりプレッシャーをかけずにのびのびやらせてあげたいですね。
そんなレベルだと思っています。