先日のSugarHillの「真っ昼間セッション」にお越し頂いた皆様、暑い中お集まり頂きまして有難うございました
気づけばこちらのセッションがスタートして約10年です。もうそんなに経っちゃった

ほんと、早いです!



ここで私自身もたくさん経験を積ませて頂きました
まだまだ未熟でご迷惑をおかけすることもありますが、参加される皆様のご協力で毎回楽しくやらせて頂いております


今日は、その中でいつも気になっている点を少し書きたいと思います

セッションではその曲のコードに沿って各パートのその時々の役割でバッキングやアドリブをしますが、それは確かになかなか高度なことです。高度なことである故に「難しいフレーズをやらなきゃ」とか「単純なことしか出来ないとかっこ悪い」と思っている人がいるように感じます。
でも、それは違うのでは⁈
と私は思います




難しいことをやればそれが全て「音楽としてカッコイイとか素敵」ということに直結するかどうかは疑問に思うところです。
例えば、お芝居で役者さんが長くて話すのが難しいセリフを全部「棒読み」で言ったら、どうでしょうか??せっかく内容は素敵なことを言っていても、観ている人には何も伝わらないんじゃないかと思います

逆に「おはよう」という短くて単純なセリフでも、にこにこ楽しそうに元気よく言う「おはよう」もあれば、前日に悲しいことがあって目覚めた朝に言う「おはよう」、家族に向かって日常的に言う「おはよう」、大好きな人にたまたま出会えて嬉しくてワクワクしながら言う「おはよう」、喧嘩してしまった友人と気まずくなって勇気を振り絞って言う「おはよう」などなど…たくさんの表現の可能性があるのではないでしょうか

同じく音楽でも単純な三和音の「ドミソ」でもいろんな表情をつけることが出来ると思うのです。その人がその場面でどういう表現をしたいのか、心を込めて演奏するというのは一番大切なことだと感じています
(これはセッションに限らずですが)。

かく言う自分も「書いてあるコードを鳴らすだけ」とか「小節の空白を埋めるだけ」の演奏になってしまっている時期がありました。本当に残念なことです
自分が奏でる音は自分の可愛い愛しい分身のはずですから、その一音一音に心を込めて世に送りださないといけないなと思います。

まずは「等身大の自分」で心を込めて弾く、「素のままの自分」で素直に(余計なことは考えず)周りの人とコミュニケーションすることが結果的に良い音楽につながる気がしています

もちろん難しいフレーズを演奏することや更に高度なことも目指していければ良いので、そこは個人練習を重ねていくとして…慣れないうちは一旦セッションの場に出たら「おはよう」「こんにちは」「いいね」「やった」などの単純な言葉でよいので、自分の気持ちを込めて周りの人とコミュニケーションできるように意識したらよいかと思います。
以上、自戒の念も込めて書いてみました。たまにレッスンで「ドミソだけでかっこよくアドリブする」みたいなお手本をやりますが、ドミソってかなり素敵な和音だと思いますよ~

あ、SugarHillの次回の「真っ昼間セッション」は8/12(日)午後2時半~5時です。また皆様のお越しをお待ちしております

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