楽器を弾く人にはよくわからない、ミュージシャンのいらないこだわりって色々ありますよね。
ギターで言えば意味不明な早弾きとか、あとライトハンド奏法。
ドラムで言えばめっちゃ速い曲でのドコドコと連打するツーバス(脚のペダルを踏むやつです)とかね。
なんだろう、速さとか正確さを競っているのかな?
その早弾き、本当にその曲の欠かせない一部として必要ですか?
ずいぶん昔の話になりますが、ミック・ジャガーの初来日公演でのこと。
バック・メンバーにはドラムにサイモン・フィリップス、ギターには当時売り出し中の
ジョーサトリアーニを従えてのステージ。ミックの着替えタイム兼、休憩コーナー
ということでギターソロ・コーナーがあったらしいのですが、かなりの数のお客さんも
ミック同様、トイレ休憩をということでジョーサトリアーニ大先生のソロに見向きもしない。
そんなエピソードを成毛滋大先生がご自身のギター講座のラジオ番組で軽い怒りと共に
話していたのを思い出します。「あんなに素晴らしいプレーを観ずにトイレに行っちゃう
なんてけしからん。だから日本人のリスナーはまだまだレベルが低い!」みたいなご発言が
でしたが...
まあ端的に言って、ストーンズ聴く人間には早弾きとかライトハンド奏法なんかどうでも
いいわけでして...ニーズがないだけの話です。
何年もかけて体得した高度な技術も単なるプレーヤー側の自己満足にすぎないってことでしょうかね。
今日の主役はご存知、元祖スラップ・ベースのラリー・グラハム師匠。
Sly & The Family Stone に在籍しファンク・ロックの創始者でも超有名な御方。
まあベース弾く人間なら知らない人はいないでしょうね。
今日の映像で紹介するのはベースの奏法の中でも特にポピュラーな「スラップ」と言われる弾き方
です。かつてはその見た目からか?「チョッパー」なんて言われてましたが、弦を指ではじくのでは
なく、主に親指で叩き人差し指などで引っ張るものです、ディスコ風サウンドとかで「ドンペ・ドンペ
・ドンペ・ドンペ」っていう感じの音使いでよく聞かれるものです。
師匠によると、昔、とある営業でドラムがいなかったのでベース弾きながらドラムのビートも出せないか、
という必要に迫れらて発明された奏法とのこと。
「今じゃどいつもこいつもこんな風にスラップしてるぜ」おしゃった後に、名曲 "POW"
を弾きまくります。やっぱ元祖はグルーブが凄い!
さらに、いつでもどこでも歌って・しゃべくってもベースが弾ける!ためにベース本体に装着されている
ワイヤレス・マイクが馬鹿っぽくって最高です。後年、ステージではなぜかいつもかぶっていた、
「横山やすし風のマドロス帽」と共に、ラリー師匠の愛すべきお馬鹿キャラを演出するのに欠かせないアイテムですね。
昔リットー・ミュージックで発売されていたラリー師匠のスラップ・ベースの教則ビデオ見てたら、
一番最後に「僕の人生に最も大きな影響を与えてくれる人物を紹介するよ」と言いながら、
グラハム夫人が登場した時にはひっくりかえりました...いやあいい人です。
ちなみにこれがライトハンド奏法の元祖。自分の技に自ら驚く!という決め顔が大事。
30年近く練習してもいまだにこの速さで弾けない自分が情けないです...
で、ご自身もめっちゃ上手いのにこんな風に「早弾き」を相対化できるインテリジェンスっていいな。
ドリルの先にピックを装着! 「僕にも弾けた!」
やっぱハードロック界ってお馬鹿の巣窟で素敵!
ギターで言えば意味不明な早弾きとか、あとライトハンド奏法。
ドラムで言えばめっちゃ速い曲でのドコドコと連打するツーバス(脚のペダルを踏むやつです)とかね。
なんだろう、速さとか正確さを競っているのかな?
その早弾き、本当にその曲の欠かせない一部として必要ですか?
ずいぶん昔の話になりますが、ミック・ジャガーの初来日公演でのこと。
バック・メンバーにはドラムにサイモン・フィリップス、ギターには当時売り出し中の
ジョーサトリアーニを従えてのステージ。ミックの着替えタイム兼、休憩コーナー
ということでギターソロ・コーナーがあったらしいのですが、かなりの数のお客さんも
ミック同様、トイレ休憩をということでジョーサトリアーニ大先生のソロに見向きもしない。
そんなエピソードを成毛滋大先生がご自身のギター講座のラジオ番組で軽い怒りと共に
話していたのを思い出します。「あんなに素晴らしいプレーを観ずにトイレに行っちゃう
なんてけしからん。だから日本人のリスナーはまだまだレベルが低い!」みたいなご発言が
でしたが...
まあ端的に言って、ストーンズ聴く人間には早弾きとかライトハンド奏法なんかどうでも
いいわけでして...ニーズがないだけの話です。
何年もかけて体得した高度な技術も単なるプレーヤー側の自己満足にすぎないってことでしょうかね。
今日の主役はご存知、元祖スラップ・ベースのラリー・グラハム師匠。
Sly & The Family Stone に在籍しファンク・ロックの創始者でも超有名な御方。
まあベース弾く人間なら知らない人はいないでしょうね。
今日の映像で紹介するのはベースの奏法の中でも特にポピュラーな「スラップ」と言われる弾き方
です。かつてはその見た目からか?「チョッパー」なんて言われてましたが、弦を指ではじくのでは
なく、主に親指で叩き人差し指などで引っ張るものです、ディスコ風サウンドとかで「ドンペ・ドンペ
・ドンペ・ドンペ」っていう感じの音使いでよく聞かれるものです。
師匠によると、昔、とある営業でドラムがいなかったのでベース弾きながらドラムのビートも出せないか、
という必要に迫れらて発明された奏法とのこと。
「今じゃどいつもこいつもこんな風にスラップしてるぜ」おしゃった後に、名曲 "POW"
を弾きまくります。やっぱ元祖はグルーブが凄い!
さらに、いつでもどこでも歌って・しゃべくってもベースが弾ける!ためにベース本体に装着されている
ワイヤレス・マイクが馬鹿っぽくって最高です。後年、ステージではなぜかいつもかぶっていた、
「横山やすし風のマドロス帽」と共に、ラリー師匠の愛すべきお馬鹿キャラを演出するのに欠かせないアイテムですね。
昔リットー・ミュージックで発売されていたラリー師匠のスラップ・ベースの教則ビデオ見てたら、
一番最後に「僕の人生に最も大きな影響を与えてくれる人物を紹介するよ」と言いながら、
グラハム夫人が登場した時にはひっくりかえりました...いやあいい人です。
ちなみにこれがライトハンド奏法の元祖。自分の技に自ら驚く!という決め顔が大事。
30年近く練習してもいまだにこの速さで弾けない自分が情けないです...
で、ご自身もめっちゃ上手いのにこんな風に「早弾き」を相対化できるインテリジェンスっていいな。
ドリルの先にピックを装着! 「僕にも弾けた!」
やっぱハードロック界ってお馬鹿の巣窟で素敵!