今日の主役、なんともディープな歌声のアンプ・フィドラーさん、元P-FUNK 軍団の一員だった御方です。

今から3,4年前に発売されたソロ・アルバム"Waltz of a Ghetto Fly" からの1曲。

スタジオ版の方はもうすこし抑制の取れたクールなトラックになっていますが、やっぱライブになれば
ねえ、もう熱くならざるをえないわけでして。

前回も書きましたが、P-FUNK系、まあ彼の場合はデトロイト・テクノの流れもくんでいるのかな?
よく知らんけど、まあとにかくまず歌ありき、なところから出発しているのが素晴らしい。

ソウル・ゴスペル・ブルース、とにかくすべてがごっちゃまぜのディープとしか言いようのないワールド。
ぜひ、生で観てみたいものです。女性コーラス陣も最高。

リズム隊、特にドラムのスネアの位置が重い!深い!最高です。

そしてキーボード、Nord Electro(赤いボディが印象的なやつね)の音色が最高でございます。
知り合いが以前使用していたのを聞いたことがありますが、もうソウル・ファンクやるのに欠かせない
最高の音源がプリセットされていて、なんとも深い音色なのです。(キーボード素人にはそう聞こえる)

"I believe in you / Amp Fiddler"



で、アンプさんもかつては在籍していた本家の映像をご紹介。

96年ごろかな?かつてはDVDで出ていた、ハウス・オブ・ブルースでの映像。

このころの P は80年代後半のラップ側からの P-FUNK 再評価の流れを受け(とにかく
ラップの元ネタとしてはたぶんJB以上でしょう)、特に Dr.Dre あたりのギャングスタ・ラップ
からの影響をご本家も受けていて、どの曲もテンポが20~40BPMぐらい落ちた、いい意味でドープな
まあはっきし言っちゃうとタルイ演奏になっていまして...

マニア以外はどこがいいんだこれ?って感じでしょうか...ワンコードだし。

でもこのころはベースが今、メイシオのバンドにいるロドニー・スキートがボトムを支えているので、まだましな方です。

ちなみに、昔 あの小室大先生がこの曲のギターのカッティングをサンプリングしてテンポ上げただけの「間奏(interlude?)」が、Globe のベスト盤に入っていてびっくりしたあ。

しかもクレジットがwritten by Testuya Komuro になっていましたあ...

"Let's Take It To The Stage" / George Clinton & the P-FUNK ALL STARS



いやあ、やっぱ最高です。このグダグダな感じ。わかる人にはわかる、deep funk!

「何度もやめようと思いましたがやめられませんでした。」