YouTube でお気に入りのアーティストたちのレアな映像をチェックしていると

あっという間に時間がたってしまい、ブログ書くのなんかどうでもよくなってし

ます。ほぼ1ヶ月ぶりですね。いかんいかん。


今日は最近見つけた、心揺さぶられた映像をひとつご紹介します。


ラファエル・サディークというお方、90年代後半まで一世を風靡したアメリカ

のR&Bグループ、トニ・トニ・トニ(正確な呼び名が怪しいですが)のメイン・

ボーカルだった人の最新のソロ作のライブ映像です。


トニ・トニ(面倒くさいから省略)自体は知り合いのソウル・ファンク狂から92

年頃に"sons of soul" というアルバムがお薦め!と言われて以来ずっと
愛聴していたのです。あんま最近のシーンとか分からないのですが、おそらく
トニ・トニはラップ系を除くブラック・ミュージックの中では最後の、ヒットを連発

したself-contained バンド(作詞・作曲を自ら手がけライブにおいてはすべて

楽器を自分たちで演奏するバンド)ではないでしょうかね。


アルバムでは打ち込みのドラムを使用していても、ライブの場面ではしっかり

生演奏(これがまた上手い!)を聞かせてくれる、なんとも昔かたぎの歌心

あふれるバンド。惜しくも解散してしまいましたが、中心人物のラファエル

さん、今やディアンジェロなどとならんでR&B界の最重要人物なのです。


今日のこの曲、何度もループされるフレーズが泣かせる、そして昔の

ボーカルグループを思い出させる振り付けがなんともかっこいい、地味地味

な名曲です。


Raphael Saadiq "Oh Girl"

http://jp.youtube.com/watch?v=MniFG4WHeho


最後の方にはトニ・トニの名曲 "Lay your head on my pillow" もメドレー
でやってくれています。比較的小さな会場で演奏しているようですが、こんな

間近で見れていいなあ。


ラファエルさんって30代?彼にはシーンとか流行とかそういうところを超越

して、ひたすら自分の愛してやまないソウル・ミュージックをいつまでも奏でて

いてほしいなあと思います。「ラスト・ソウルマン」って呼ばれたこのおっさんと

同じように。


Bobby Womack "Harry Hippie"

http://jp.youtube.com/watch?v=h1CRnWw0V7w



カントリー・フレイバーもありつつ、歌的にはゴスペル・ライクなこの曲。

やっぱソウル・ミュージックはライブに限るなあ。幸せ。