まずはじめに注意書き。


ここ4,5年はベースを練習しているのです。それ以前のウン十年はギター

野郎でした。あんま上手くなれなかったけど。


でね、最近のJ-Popとか聞いていると、ギターいらねー。というかギター一生

懸命練習しても報われねー。ベースとかドラムの方がかっちょいい!

そんな趣味嗜好に変わってしまったおっさんの視点から書きますよ。

ちょっと大きなお世話なギタリスト列伝です。


第1回目はまあ、「ロック」ということでジミヘンですかねえ。


洋楽専門誌「ミュージック・ライフ」によると「3大ギタリスト(クラプトン・ペイジ

・ベック)」を超越した真の天才とはジミ・ヘンドリックスをおいて外に無し!

と小6のころに読んだので、中1のころ親戚のおばちゃんにもらったお小遣

買いました。「天才ジミ・ヘンドリックスの生涯」という2枚組(のち

に、彼の伝記的映画のサントラだと判明)。「真の天才」なんだから凄いに

違いないということで、修行僧のごとく、かなり我慢しつつ聞きまくりました。

これが理解できないようじゃ「ロック」を語る資格なし、と自らを洗脳するが

ごとく...



洗脳前; 曲がみな同じ、ポップじゃない、音がぐちゃぐちゃ、ソロが長い


洗脳後; ギター奏法に革命をもたらした情念溢れるプレー、ソロが長い



まあ、正直言うと、「歯でギターを弾く」とか「ステージ上でギターに火をつけて

燃やした」といった「伝説」、というか「キッス的なおバカ感」に心を惹かれ

たの一番のキッカケなんですけどね。中坊なんてそんなもんでしょ。


で、その2枚組、モンタレーでの「ヘイ・ジョー」とかウッドストックでの

「アメリカ国家」(これはほんまものの名演ですね)、さらにワイト島での

「レッド・ハウス」(映像観るまでフライングVで演奏しているとは知らなかった)

とかもう歴史的名演のオンパレードなのですが、個人的にもっともハマッた

のがこの曲。今も昔も本当に愛聴できるのはこれだけかなあ。


Jimi Hendrix "Hear my train coming"

http://jp.youtube.com/watch?v=SKaLqATmm3g



ギターを爪弾き、曲が始まる前に、「撮影されているかと思うと死ぬほど

ビビっちゃうよ (I'm sacred to death!)」 などどカメラ目線で語るジミが

可愛い。


で、やっぱブルーズ・マンだよね、この人は。もうなんか全身からデルタ

魂が出まくってます。あ、シアトル出身だっけ。歌がせつない、せつない。


あ、ギター奏法的なこととか書いていないなあ。それよりも...

なんで、この曲に惹かれたのかなあ、と自分の音楽ルーツを思い返して

みたら、僕、このCMソングが自分の根っこにずーっとあることに気がつき

ました。70年代のサントリー・オールドの曲、って言って分かる人は

確実にオーヴァー・フォーティー(オバフォー、流行語大賞候補)ですよ!


http://jp.youtube.com/watch?v=fhiXUypuN64&feature=related



音楽的原点といえば、あとやっぱこれも欠かせないなあ、


「ルパン3世のエンディング曲」

http://jp.youtube.com/watch?v=LiJevKgOcqM&feature=related



5,6年前に奥田民夫大先生もカバーしていましたね。


しかしサントリー・オールドのCMに、「ドナ・ドナ」。みんなマイナー・キー

で、こんなメロディに惹かれる小学生って...家庭環境になんか問題が

あったんでしょうね...


そう、お父さんが大酒飲みで...


って突然のアダルト・チルドレン、カミング・アウトですいまめーん(古い)。