今日はとても嬉しいニュースが飛び込んできました。


ひょんなことから知り合いになってもう10年以上たつ、あるお方のメジャー

・レーベル移籍が決まったのです。一般的な知名度はまだまだでしょうが、

今年に入ってフジテレビの「はぴふる」でも紹介されたシンガー・ソング

ライターの 石野田奈津代 さんのことです。


曲は「オリオン」。彼女が去年出した「わたしのうた」の中でもベスト・トラック
だと思います。この映像は彼女の故郷の神津島の海辺で弾き語りをしている

バージョンですが。


http://jp.youtube.com/watch?v=8XpT1t8SLpE


彼女の作品は、メロディーも歌詞も、もう荒削りな原石そのままな感じなの

です。何より素晴らしいのは、どの曲にも「唄い続ける」ことへの力強い意志

あふれていること。色んな荒波にもまれての再メジャー・デヴュー。きっと

彼女はもっともっと表現者としてたくましくなっていくでしょうね。


これからもCD買ったりライブ入ったり、陰ながら応援します!



で、「唄い続ける」といえばこのオッサンしかいませんね。二ール・ヤング

大先生でございますよ。この方もデビュー当時はおそらく、歌は下手だわ、

声はチクノーショーだわ、歌詞はディランのパクリだわ、ギターソロは超

ヘタクソだわ、まんまヒッピーだわ、と色々叩かれたことと思いますが、


やはり 継続は力なり


っていうか 継続できるのも一つの才能!としか言い様がありませんね。

いつの間にかゴッドファーザー・オブ・グランジとして若手にリスペクトされ

まくりの生きる屍じゃなくて、生きる伝説。そう、もはやリヴィング・レジェンド

ですぞ!しかし歌のピッチが未だにゆるいままなのも、もはや「個性」という

ことで許されるのでしょうね。やはり長く居座りつづけることは大切だ。


今日の映像、大昔に買ったCSNYのビデオ・クリップ集にちらっと入って

いてフル・バージョンをいつか!と思っていたものなのです。


ありがとうYouTube。


で、スティーブン・スティルスとのギター・ソロバトル。二ール先生、圧倒的に

下手すぎて負けています...でもでもでも、この若き日の映像、しかも

名曲中の名曲「ダウン・バイ・ザ・リバー」ですよ!うつ全開な感じで最高!

"Down by the river, I shot my baby" 「川辺で、俺は彼女を撃ち殺したあ」

って、病気か!よくわかりませんけど、みんなで楽しそうに絶唱しています。


サビ前のBメロの C△7 / Bm7 っていう繰り返しのところがまさに
「アダルト・メランコリー&チャイルド・ライク・ワンダー」(大人の憂鬱と子供

無垢)に満ちていて最高です。18歳から25歳ぐらいまでの暗い日々が

まざまとよみがえります...はあ~。


まあ、それはよいとして、この頃の白人ロック、ヘンなグルーブがあって

かっこいい。無名のブラックのベーシストも密かにカッコいいです。で、この

バージョン、スタジオ盤と比べて二ール先生のギターソロがもの

すごく短くて安心して聞けます!お薦めです。(なんだそりゃ)


http://jp.youtube.com/watch?v=6v5E27Fp59c


しかしこの音世界、ドラムの感じとか、スティルスのギター・フレーズとか

初期のはっぴいえんど、まんまって感じですね。「かくれんぼ」とかね。


しかしもう40年前のことなのね...うー。