さて、昨日のキース師匠の中でも少し触れたアル・グリーンさまです。


 今年に入ってThe Roots のドラマーなど今をときめく若手R&B、ヒップ・

ホップ界の凄腕たちとアルバムを出したようですが、そこでのコンセプトは、

あの70年代のハイ・サウンドのフィールをそのまま再現!だったそうです。


 で、今日の映像、まさにそのハイ・サウンド(ハイ・レーベルのハウス・バンド

が織り成す、ファンキーかつクラッシーなサザン・ソウル)がここにあります!
しかも名物番組「ソウル・トレイン」での生演奏!12、3年前、NHKのBSで
毎週放送されていましたね。僕も毎週録画しては狂喜乱舞していましたよ!

 何が良いって、このサウンドのいなたい感じに、ゴスペル・フィーリング

溢れるアルさま(後にマジで教会の牧師に転身する)のボーカルなのです!
歌を唄う喜び、そしてそれを支える盛り上げるバックバンドの理想的な
関係がここにありますね。聞く人の魂を高揚させる、ハッピー・ソング。
こういう曲を演奏できたら最高だなあ。


 バックコーラスのお兄様も、控えめながらもいい味出しています。ギターの
テニー・ホッジス、この曲ではあんまり目立たないけど、歌伴もの弾かせたら
ほんとピカイチです!


 で、今日のばかちんは、アルさまではなく、そう、背後から鋭い目つきで
アルさまの動きを追う「類人猿」、ではなく、歌心あふれまくりの「顔でドラムを

叩く男」の彼なのです。「ソウル・トレイン」にはこのメンバーで3,4回生演奏
を披露していますが、毎回彼には釘付けにされました。残念ながら彼の

名前を僕は知りません。しかし、ソウル・ドラマーとしては、バーナード・

パーディー大先生だのジェイムス・ギャドソン先生をさしおいて僕の中では

彼がNo.1です。

 誰か彼の名前を教えてください!


 終了間際のドラム・ソロ。こんなに分かりやすくファンキーで、しかも全く

もって無意味かつ、ばかちんなドラム・ソロはないでしょう。


 他の追随を許さない、っていうか誰も真似しないですね...


 ソウイウモノニワタシハナリタイ


http://jp.youtube.com/watch?v=rJx3cGc219o&feature=related