「海のはじまり」を見ていて
ふと思い出したのですが
南雲水季のお父さん役で、
大竹しのぶさん扮する南雲朱音の夫役の
利重剛さん。
たしか「silent」でも
目黒蓮くん扮する佐倉想の
お父さん役をされていて、
穏やかでいて見守っている感があって
ものすごくお父さん役がいい感じで、
ドラマの雰囲気に
欠かせない存在だよなぁ〜
と思って、毎回見ていたのですが。
この利重剛さんに、
私、NYに住んでいた頃、
お会いしてお話ししていたことを
突然思い出したんです
「ZAZIE」という映画を
撮られた後だったか、
マンハッタンの日本人会?
みたいなところで、
お茶とサンドイッチみたいなのを
一緒にいただいて、
それは小さな集まりで
立食パーティーみたいな感じだったような
記憶があるのですけど、
そこで図々しくも、
利重剛さんのそばに駆け寄り
個人的に映画の話をお聞きした記憶が
実は私、現地の学校で
映画の勉強をしたいなと
こっそり思ってたりしてたのです。
当時、おそらく
利重剛さんは20代後半くらい
だったでしょうか?…
私も20代半ばで縁あってNYに渡り、
仕事終わりに語学学校に行ったりして
悪戦苦闘していた時期で
なかなか帰国もできない
現地に住む日本人の人たちにとって、
日本の「今」に触れる機会として
開催された貴重な催しだったのかなぁと
思います。
NYでお会いした当時の利重剛さんは
もちろん、今のようなお父さん役が
ピッタリ当てはまるような
そんな感じではなくて、
やっぱり、どことなく
とんがっておられたような…
これが映画を撮る人の
いでたちなんだなぁ〜と、
私よりは、はるかに背がお高かったので
ちょっと見上げてお話しした
記憶があります。
まー、しかし、
もう30年以上も前の話ですから、
記憶も断片的でぼんやりとしていて
けれども、
あの時NYでお会いした利重剛さんが、
こんなふうにいい感じで歳を重ねられて
ドラマでお父さん役や
おじいちゃん役をされていたりして、
なんとも感慨深いものがあります
私も紆余曲折を経て
今に至ります
人生を彩る
人との出会いは貴重だなぁと
しみじみと感じながら、
TVerの民として
今日もドラマを見ていたのでした
しかし「海のはじまり」、
今回の最後のシーンはキツかった
小さい子どもの言葉はまっすぐなだけに
ドラマとわかっててもつら過ぎる。
目黒蓮くんは演じてるだけとわかってても
こんなこと言われたら
メンタル壊れるんじゃ…と
ドラマなのに思ってしまう
最終回はどうなるのか…
日本にて、バラの花