おはようございます

ジャカルタの今朝ソラ
2019年4月9日(火)
午前5:40頃(日本時間午前7:40頃)
です

午前7:30現在の気温は、27℃
予想最高気温は、33℃

現在の体感気温は、31℃

今日のお天気は、雷雨だそうです



(The Weather Channelによる)
先日、いつものように
新鮮なお野菜と果物を買いに、
ランチマーケットに行ったら…

バナナの花が売られているのを発見



日本円で100円くらいでした。
パサールやグランドラッキーなんかには
よく売ってると聞きますが、
高級食料品店のランチマーケットで
バナナの花を見たのは
私は初めてでした

ずっしりと重くて、
太めのトウモロコシのよう…

もともとは
こんなふうに
バナナのなっている先の方に
鳥のくちばしのようにくっついています

べろ〜ん

南国の感じがしますね

「苞葉」と呼ばれるものだそうで…
赤い包葉の中に
こんなふうにバナナの赤ちゃんが
並んでいるのですが、
その先の方に付いている
小さいところが本当の花なのだそうです

(集合体の苦手な方はすみません
)

外側の包葉ほど固くて、
まさにタケノコの皮のようです

そして、
こんなにたくさんのバナナの赤ちゃんが
隠れているのですね〜

我が家のお手伝いさんに
調理の仕方を教えてもらいました

硬い包葉は
タケノコのように剥がしていって、
柔らかいところだけを残します

少々赤いところも、
柔らかければ食べられるのだそう…

「ニョニャ、私が切りますよ」
と言って、
お手伝いさんが切ってくれましたが、
アクがすごいので、
あっという間に、包丁もバナナの花も
黒くなってしまいます

水洗いをします

初登場
お手伝いさんの手


アク抜きのために、
かぶるくらいの水に
塩をひとつまみを入れて、茹でます

まさにタケノコの下ゆで的ですね

中にはまだまだ
小さなバナナの赤ちゃんが入っていますが、
柔らかいので一緒に食べられます

沸騰したらしばらくそのまま茹で、
適当なところで火を止め、
ふたたび水洗いをして、水気を切り、
食べやすい大きさに切ります

まるで濡れた鳥の羽のよう…

お世辞にも食べ物とは思えません

お湯が熱いので
そのまま冷めるまでつけたまま置いといて
料理する前に洗ってもいいし、
すぐに洗って調理してもいいし、
どちらでも構わないですよ、
と言っていたので、
私はそのまま冷めるまで置いときましたが、
特にアクが出るとかでもなく
大丈夫でした

ただ、南国のものなので、
冷蔵庫に保存するよりは、
早めに下ごしらえしておいたほうが
よいみたいです

食べ方なのですが、
インドネシアの人たちは
このバナナの花と
「イカンアシン」と呼ばれる
インドネシア的なちりめんじゃこを
一緒に炒めたりして、
ココナッツミルクで仕上げて
いただくことが多いのだそう

でも、実は私は
このまま塩味で食べるのが
一番美味しかったです

ドレッシングとかで
サラダ風にしてもみましたが、
ポン酢とかが
さっぱりとして美味しかったです

子どもたちは
見た目で引いてしまい
…

誰も食べず。
ほぼほぼ私一人では
食べても食べてもなくならないので、
次の日は
何か調理してみようかと思い、
前の晩御飯の残り物の豚の生姜焼きと
パプリカと卵とバナナの花とで、
チャンプルー風に
和風パスタにしていただいたら
これもまた、とても美味でした〜

ピーマンがなくて、
いきなり肉厚のパプリカになってしまうため
具が大きいですが…

そして、食感は
まさに新たけのこ

春の味覚といったところで、
たぶん、タケノコ的な料理なら
なんでもいけるかもしれません

中華料理にも、もちろん

炊き込みご飯の具にもいけそう…
と思いましたが、
なんといっても、もとはバナナ

バナナアレルギーのある人は
気をつけなくてはなりません

うちも一人だけ、
バナナを食べると
耳の奥が痒くなる子がいて、
共通の食べ物に入れるのはやめました

そして、
たけのこ同様、
アクが強い食べ物なので、
食べ過ぎると
吹き出物とかができる可能性も
あるかもしれないですね

お手伝いさんによると、
パサールで買うと
せいぜい8000ルピア(日本円で60〜70円)
くらいだそうですが、
だいたいは買うこともなく、
近所の妹さんの家のバナナの花をもいで
調理することがほとんどだそうで、
この日も、
「2〜3日前に食べましたよ」
と言ってました

こういうのを普段から食べてる
インドネシアの人たちって、
私たち日本人とは
味覚もまったく違って当たり前なのかも…
と、あらためて思いました

そして。
こっちの人。
ほんっとに、
なんでも食べるんだなぁ〜とも…

お手伝いさんが
以前仕えていた、
インド人のお宅では、
花でもなく、実でもなく、
もっと根元の方?幹?のあたりを
料理していた…と言っていて

まだまだ世界には
知らないお料理が
いっぱいあるのかもですね〜



それではみなさま
すてきな火曜日を
お過ごしくださいね

ありがとうございます
孔雀という名前を持つ、
ピーコックフラワー

でも、蝶々か

鼻の長い象みたいですね

(シンガポールにて)