こんばんは
王宮の守り神カーラの顔が

そののんです。
ジョグジャカルタでは
ガイドのマルトノさんの案内で
Kraton Yogyakarta
クラトン(王宮)に行ってきました



青空に白い王宮が映えますね
こちらの王宮は
ジョグジャカルタを王族である
Sultan(スルタン)の住居として
1790年に完成し、
王政ではなくなった今も
その子孫がここに住み続け、
さらには当時の家臣の子孫も
現在までこのクラトンを
守り続けているのだそうで、
とても歴史深い建造物と思われます
王宮の守り神カーラの顔が
入口にあしらわれています

こちらは王家の紋章です

前にもご紹介しましたが、
王宮内ではガムランの演奏や
ワヤンと呼ばれる人形劇が
行われていました

王宮内で働く人々は
みなスルタンに仕えた家臣の子孫で、
今もボランティアで
この伝統を支えているのだそうです

長年に渡って
王家を支えてきた誇りと忠誠心が
滲み出ていますね

王宮内はとても広く、
こんなのびのびと開放的な王宮なら
住んでみたいわぁ〜

思うだけなら勝手ですよね



どんな人たちが住んでいるのかしら?
と思いきや、
なんと、ガイドのマルトノさん、
代々のスルタンの方々のブロマイドを
持っていて紹介してくれました

でもあまりにも多くて
誰が誰だか覚えられず…

かつては奥さんが何人もいて
王子王女もたくさんいたそうですが、
現在の方は奥様お一人だとか
こちらが
伝統的な王家の衣装なのだそうです

今もこのような人たちがのんびりと
奥の方に住んでいる、というのは
なんとも不思議な感じがしますが、
ここジョグジャカルタは
現在は王政ではないものの、
そのまま一族が世襲でずっと
州知事になっているということで
選挙や派閥争いがないのだそうです

王宮内には
それぞれの儀式で使われる建物が
そこかしこに点在しています

こちらは
王様の乗り物なのでしょうか…

王宮内はオランダ文化と
ジャワ文化が入り混じり、
とても繊細な印象です

王宮を守ろうとする家臣の末裔の方々の
努力あってのことなのでしょうね

首都ジャカルタとは違った
穏やかな空気が流れている…

そんな感じがするのは、
王政の名残ゆえなのでしょうか
