こんにちは

そののんです。
チフスで入院したうちの子は
昼間は比較的元気なものの、
夕方6時くらいになると
きまって頭痛が
ひどくなるようで、
昨夜も
夕食後に
頭痛を訴えだしました

毎食後に
こちらのシロップ状の
鎮痛剤を服用するのですが、
はっきり言って
効かないようです

前回の記事でも
少し書きましたが、
またもや
激しい頭痛で苦しみだしたので、
ナースコールをし、
看護師さんから
ドクターに聞いてもらって、
夜9時頃、
別の鎮痛剤を服用しました

チフスの特徴として、
昼間は腹痛、
夜間は頭痛、
というのが特徴なのだそうです。
ほどなく
頭痛は治まったものの、
今度は
激しい腹痛を訴え、
鎮痛剤を服用したばかりなので、
しばらく我慢していたのですが、
日付が変わっても
まだ
腹痛が続くため、
さらにナースコールをして
ドクターの指示を仰ぎ、
鎮痛剤を
点滴投与してもらい、
その後は
すーっと眠りにおちました

簡単なインドネシア語については
わかるものの、
どうしても
難しい医療用語については
わからないので、
看護師さんが
翻訳機能のある携帯で
日本語に
訳してくれるのですが、
そのとき
出てきた言葉が
「潰瘍」という言葉でした

チフス菌により
小腸に潰瘍ができて、
ひどくなると
そこから穿孔という
腸に穴があく症状をきたし、
腸から出血、下血、
となることがあるとは
聞いていました

先週、
腹部エコーをとったのですが、
エコーの結果からは
そのようなことは
言われなかったものの、
我が子の
ベッドから転がり落ちるほどの
七転八倒の
鎮痛剤も効かない腹痛…
というのは、
そこまでひどくなるなら
なるほど
わかるような気がしました

薬も効かないので、
痛みで疲れ切った頃に
寝ていたのだろうと
思いました

頭は
いつも
てっぺんの方の
同じところを痛がるので、
偏頭痛などとはまた違う
痛みなんだろうなと
思います

私も痛い気持ちになりますが、
ここはなんとか
母親として
できるだけのことをして、
頑張るしかないと
思っています

今日は
日本語のわかる
看護師さんが来てくれるので、
ドクターに
いろいろ質問できればなぁと
思います

こちらへ来て
入院して思ったのは、
「医療通訳」という存在の
重要性です

ジャカルタでは、
外来は日系の病院は
日本語のわかる
医師や看護師さんがいますが、
病院への入院となると、
日本語は
まず通じなくて、
ドクターは
英語かインドネシア語で
対応してくれますが、
お腹が痛いとか、
頭が痛いとか、
そういったことについては
わかるものの、
少し専門的な医学用語になると
全くわかりません

企業の契約している
保険会社の
メディカルサービスにより、
初期段階で
24時間、
病院の紹介や予約などは
してもらえますが、
医療相談はできず、
今回のように
チフスという
聞きなれない病名の場合、
わが子がどいうい状態であるのか、
どの段階で
入院したらいいのかなど、
どこにも聞くことができず、
ずっと
子どもの容態を見続けている
母親としての勘と自己判断とで、
ERに行こうと
決めるしかありませんでした

医療通訳の派遣が使える病院も
あるのですが、
病院が限られていて、
わが子の通院していた病院は
その適応外でした

よその病院を
紹介してもらったのですが、
ずっと
かかりつけのドクターがいる
こちらの病院のほうが、
血液検査の結果や
腹部エコー検査の結果があり、
外来主治医と
入院した時の主治医との間で
情報が
共有しやすいのではないかと考え、
現在の病院に入院することを
夫婦で決めました

結局、
行こうと決めたとほぼ同時間に
本人が眠りに落ちたので、
翌朝の外来から
入院したのですが、
それもほぼ
保護者の意思で
入院を決めたという部分が
大きかったです

聞きなれない病名、
わからない言葉、
見たことのない薬、
ひとつひとつ
調べるには時間もかかり、
その間にも
小さい子どもの容態は
あっという間に
悪化することもあり、
住み慣れない海外や
医療の行き渡らない地域では
病気は大変だなぁと
つくづく感じました

ジャカルタの医療の進歩や
設備環境が整うことを
心待ちにする気持ちですが、
せめて英語で
自分の症状を
説明できるくらいの力がないと、
海外生活は
危険だなぁと思いました

また一方で、
日本にも
多くの海外からの観光客や
仕事で訪れる人が
急増してきましたが、
僭越ながら
英語はもとより、
様々な国の言葉で対応できる
ドクターや看護師、スタッフの
存在はとても重要だと
感じます

こちらで病気になると、
海外からの人の
心細い気持ちが
よくわかるような…

きっと不安だろうなぁと
思います

2020年には
東京でオリンピックも開かれますし、
ボランティアだけでない
大量な数の
本格的な
医療通訳という人の存在も、
これからは
同じく
大事なおもてなしポイントだろうと
思います

夕べの晩ご飯、入院食です

ジャパニーズ、ウェスタン、
インドネシアン等から選べます

病気だからよけいに
子どもは常に日本食を選ぶのですが…
照り焼きミートローフ、
人参と小松菜の温野菜、
卵スープ、
オレンジ、
小さなケーキ、
でした

そして
今日の朝ごはん

こちらもジャパニーズです

豆腐のお味噌汁、
照り焼きチキン、
卵焼き、
(なぜかさらに)プレーンオムレツ、
メロン、
です

一応、
ジャパニーズなんですけど、
お味は…で
なんちゃって、です

昨夜の鎮痛剤投与が
効きすぎたのか、
なかなか
目覚めないうちの子



朝ごはんも食べないうちに、
もう、
朝のおやつも
運ばれてきてしまいましたよ

みなさま
たくさんの励まし、
ありがとうございます



)、

