こんばんは

そののんです。
もうすぐ
日付も変わって
しまいますが、
今日は
69回目の
終戦記念日でしたね。
何年か前から、
毎年8月15日には
「かわいそうなぞう」
の絵本を
子どもたちに
読んでいます

もう、
ボルドーやオレンジは
大きいので、
読み聞かせ、
という感じではありませんが、
グリーンは
本を読んであげると
喜んできます。
だいたい、
お布団に入ってから、
とか、
寝る前が多いですが

今日も、
寝る前に読みました

そばにいたのは
グリーンだけですが、
ボルドーも、
オレンジも、
少し離れたところで、
ゲームをしたり、
スマホをいじりながら、
耳は、
母親の声を
聞いています

このところ
忙しかったので、
私が
「本を読むよー」
と声をかけると、
グリーンが
「お母さん、今日は
サービスいいねー」
なーんて、
生意気な口を
たたかれてしまいましたが…

この
「かわいそうなぞう」は
戦争中に、
殺されなければならなかった
動物園のぞうたちの
お話ですね





最後に、
えさをもらえなくて、
3頭のぞうが
死んでいくのですが、
そのときの
ぞうの飼育員の人の
慟哭する姿を描いたシーンが
とても
悲しく胸にせまり、
毎回、
読むごとに
泣いてしまうのです



何年経っても
この本を
読み聞かせると、
同じシーンで
必ず
泣いてしまい、
先にすすめなくなります



だから、
なんとなく
恥ずかしくて、
読むのをためらう気持ちも
あるのですが、
戦争を知らない私が
戦争の悲惨さを
伝えるには、
こういった
読み聞かせなどの
力を借りるしかない
と思っています

そして、
母親の
ありのままの
感情を、
そのまま
つくろわず
我が子に伝えることが、
子どもをいただいた
母親である
私にできる
精一杯のことだと
感じています

よそのお宅のことは
わからないのですが、
我が家では、
家族で
食卓を囲むときは、
ニュース番組を見ることが
日課になっています

例えば、
最近なら、
イラクの紛争について
どうしたら
収束できるだろうか、
ということや、
エボラ出血熱の
感染を食い止めるには
どうしたらいいだろうか、
ということを、
自分の考えで
何ができるか、
というところにまで
もってきて、
親子や姉兄弟で
対話をします

ご飯のおかずに、
戦争の話や、
感染症の話は、
決して
美味しいものでは
ありませんが

中学受験で
時事問題が出るのに、
塾通いで
テレビを見る暇もない
ボルドーのために、
というのも
一時はありましたが、
もう、
私自身が
子どもの頃から
そういう感じだったので、
自然と
そうなりました

メディアとはいえ、
必ず
誰かの目を通して
作られているものですから、
リテラシーという点で、
鵜呑みにするのではなく、
自分の知識や考え方を
尺度に、
もう一度
咀嚼する、
みたいな感じもあります

当然、
親子でも考え方は違いますし、
姉兄弟でも違います。
話はあっちこっちに飛びますし、
言い合いにもなります

そういうときは、
違ってあたりまえ、
というのもあたりまえなので、
そういうものよ、
違ってていいのよ、
と言っています

答えは一つではない、と。
こんなふうに
お腹いっぱいご飯を食べて
お話ししてるだけでなくて、
自分が、
現実に
何ができるか、
が大切なんだから、
と

家族で、
どんな論議をしている
食卓なのかと
思われるかもしれませんが…。
みんなそうなのかな?
今日は
カレーライスでした

そして、
私は、今日は
「アメイジング•グレイス」
を弾きました

鎮魂と
平和への祈りをこめてです
