コンクリート、無機質系建材表層強化材。。。アースシールド工法
《 組 成 》
ケイ酸アルカリ金属化合物と無機質系触媒の透明で無臭の水溶液。
《 用 途 》
コンクリート、モルタル、セメント、レンガ、タイル、瓦、スレート、土器、素焼き、漆喰、石膏、天然石、砂岩、大理石等を対象に、文化財保護、2次製品や一般建造物・土木建造物の劣化や吸水防止用の建材強化剤。
《 作用と効果 》
(1)浸 透 ;
低粘度、低表面張力のアースシールドは、水よりも深くコンクリート・石質の毛細管み水隙や空隙を通り浸透します。
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(2)反 応 ;
コンクリート・石質中の主として水溶液の遊離石灰(Ca(OH)2)や骨材中の反応性の高い不定形シリカ(SiOn)と反応し、水隙や空隙内で疎水性無機化合物(ケイ酸カルシウム)となります。
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(3)強 化 ;
生成された無機化合物は処理前より安定した疎水性無機化合物となり、水隙や空隙を充填します。 通常約24時間後から効果を発現します。
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(4)防 水 ;
水隙や空隙を充填し基質を緻密化した疎水性無機化合物は、コンクリート・石質自体の吸水と劣化を大幅に抑制します。
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(5)保 護 ;
吸水を抑制し基質中の遊離アルカリを安定物質に変えることで中性化の促進を大幅に抑制します。 また、既に中性化が進んでいるコンクリートに高いアルカリ性のアースシールド(PH12)を塗布すると、アルカリ性が回復します。
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(6)耐 久 ;
アースシールドで処理されたコンクリート・石質の表層は安定した緻密な保護層によって、水の浸入を防ぎ中性化や塩害、凍害も抑制し、耐久性・耐汚染性を大幅に向上させます。 また、無機系である為、長期に性能を保持します。
《 サンプル板による比較 》
ケイ酸カルシウム板の試験板を作製して撥水効果を確認する。
左半分をアースシールド処理、 右半分は未処理にしておきます。
両方に水滴を滴下して比較する。。。
左の処理面の水滴は撥水していますが、右側(未処理)は染み込んでいます...
見た目にはまったくわかりませんが、左側はアースシールドが塗布されています。
これは、ケイ酸カルシウム板が強化保護されていることを物語っています。
《 特長と性能 》
・コンクリート、石材等の通気性や風合いを損なわず、表面を強化し、吸水や劣化を防ぐ。
・耐熱・耐寒性を向上させ、凍害や塩害による劣化や割れを防ぎます。
・エフロレッセンスの防止、カビ・藻類の着床防止効果があります。
・アルカリ骨材反応を防止します。
・ヘアークラック(垂直面0.5mm、 水平面0.3mm)からの浸水を防ぎます。
・グリース、オイル、酸の浸透を減少させます。
・プライマー(下塗り)として使用し、水分・湿気による仕上げ塗料の剥離を防ぎます。
・無臭の水溶液(PH12)で、作業性に優れ、安全で高いコストパフォーマンスを発揮します。
《 使用例(HA工法) 》
アースシールドを使った工法例をご紹介します。 ⇒ HA工法
無機系光触媒(酸化チタン)との組み合わせにより、耐久性と汚染防止効果を長期に持続させる工法です。
アースシールドにてコンクリート素材を強化し、さらに、付着する有機物(汚れ・油膜)を光触媒にて分解・除去するもので、太陽光の紫外線によりセルフクリーニング効果(有機物分解)をもたらすものです。
ともに、無機系素材なので紫外線劣化や酸性雨による劣化が極端に小さいことが最大のメリットです。
成分が雨水に溶け込まないので消失することはありません。
錆びた鉄筋が見えていたり、コンクリート片が落下したり、藻類やシーリングオイルによる汚染など、多くの劣化・汚染要因から長期保護する技術として多くのユーザーに採用されています。